GMOペパボ ChatGPTを活用したマーケ支援機能を提供開始

ECのミカタ編集部

GMOペパボ、AI(ChatGPT)を活用したマーケティング支援機能をEC関連3サービスにて提供開始

GMOペパボ株式会社(以下:GMOペパボ)は、「カラーミーショップ byGMOペパボ」、「minne byGMOペパボ」および「SUZURI byGMOペパボ」の3つのEC関連サービスにおいて、OpenAIの「ChatGPT」APIを活用した、SNSの集客に利用可能なPR文や商品説明文を自動生成する機能を提供する。

商品情報をもとに文章を自動生成

第一弾として、「カラーミーショップ byGMOペパボ」では、2023年3月22日よりSNS投稿用の宣伝文章を生成する機能「カラーミーAIアシスタント(β)」(ベータ版)をユーザー向けにiOSアプリにて無料で提供開始した。

本機能は、ユーザーが登録した商品情報をもとにTwitterやInstagramなどのSNSに共通して投稿できる文章をAIが自動生成する。
 
今後、「SUZURI byGMOペパボ」が2023年3月27日(月)、「minne byGMOペパボ」が2023年3月中を目途に順次機能を提供する予定である。

以下、各サービスにおける機能概要

◆「カラーミーショップ byGMOペパボ」:「カラーミーAIアシスタント(β)」

最短10秒程度でユーザーが登録している商品情報をもとに、AIがSNS投稿用の宣伝文を作成。最適なキーワードやハッシュタグ・絵文字を含んだ文章が生成されるため、ユーザーはより効果的な投稿を行えるだけでなく、SNS投稿のためのリサーチ時間も削減できる。

◆「SUZURI byGMOペパボ」(2023年3月27日(月)提供開始予定)

本機能ではユーザーが入力したアイテム名やキーワードをもとにアイテムの説明文章を生成。購入者が検索窓に入力した情報をもとに、関連するキーワードを提案する機能も3月下旬頃にアプリにて提供予定である。

◆「minne byGMOペパボ」(2023年3月中を目処に提供開始予定)

「カラーミーショップ byGMOペパボ」同様、ユーザーが登録している作品情報をもとに、AIがSNS向けの宣伝内容を自動で生成する機能を「minne byGMOペパボ」のブラウザ版にて2023年3月中を目処に提供予定である。

NFT、Web3、AIに対する新規事業を検討

GMOペパボは、「人類のアウトプットを増やす」をミッションに、最新のIT技術を活用した事業活動やプロダクト開発を行っている。

2022年3月には、次世代のインターネットといわれるWeb3に関する取り組みを進めていく組織「ペパボ3推進室」を新設しており、「SUZURI byGMOペパボ」にNFTコンテンツで作成したオリジナルグッズ販売ができる機能を実装するなどWeb3に関する取り組みを進めている。

さらに、「ChatGPT」API を活用した、「教えてAIロリポおじさん」を提供するなど、Web3やAIなど今後一般化していくと考えられる技術や最新技術や分野にいち早く着目し、事業活動やプロダクト開発に取り入れてきた。

今後は「ペパボ3推進室」を「ペパボ4推進室」に名称変更し、ブロックチェーン等Web3関連のみならず、生成AIや大規模言語モデルのサービスへの適用や新規事業の検討を行っていくとしている。

今回、ECに関連する3つのサービスにてChatGPTを活用したマーケティング支援機能が提供されることを皮切りに、GMOペパボのAIに対する取り組みはより加速していくことが考えられる。今後の動向に注目すべきといえるだろう。

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