教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」

ECのミカタ編集部

教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」を提供開始

GMOメイクショップ株式会社(以下:GMOメイクショップ)は、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」において、2023年3月23日より、教育機関専用のECサイト構築プラン「MakeShop for BYOD」の提供を開始した。

サイト構築から運営代行まで対応

「MakeShop for BYOD」では、ICTベンダーとパートナーシップを組み、教育機関専用のECサイト構築をサポートする。

BYODとは「Bring Your Own Device」の略称であり、教育現場に生徒や保護者が自ら手配した端末を持ち込むことを意味する。

特定のユーザーのみが閲覧できる「シークレットショップ」機能や、特定の会員グループに対して特典を付与する「会員限定ページ」機能を活用し、学校ごとに専用のECサイトを構築、生徒や保護者に向けた特別価格を設定することで、学校推奨スペックの端末購入を促すことが可能となる。

また、ECサイトの構築だけでなく、問い合わせ対応や、商品案内チラシの作成、商品の保管から出荷といった物流も含めて運営代行にも対応する。

◆利用料金

▷パートナー登録:無料

▷サイト構築費用(※1)

初期費用:11000円(税込)~
月額費用:11000円(税込)~

※1:2023年3月時点の1サイト構築あたりの利用料金

BYOD端末の販売支援を強化

今回、「MakeShop for BYOD」の提供背景について、GMOメイクショップは以下のようにコメントしている。

「(前略)GMOメイクショップは、『GIGAスクール構想』に賛同し、2022年1月より、教育機関向けのECサイト構築をサポートするプラン『MakeShop for GIGAスクール』を提供開始いたしました。『MakeShop for GIGAスクール』の提供開始以降、教育機関向けにICT機器を販売するベンダー様から多数のお問い合わせをいただき、2022年だけで64件の教育機関向けECサイト構築を支援いたしました。その多くはBYOD端末の販売サイトであり、GMOメイクショップでは、これまで以上にBYOD端末の販売支援を強化するため、『MakeShop for GIGAスクール』をリニューアルし、『MakeShop for BYOD』として提供することといたしました 」

文部科学省の「GIGAスクール構想」をはじめとしたICT教育環境の整備や、コロナ禍によるオンライン授業の広まりから、教育現場でICT端末の利用場面が増えてきている。しかし、生徒や保護者が自ら手配した端末を持ち込むBYODを採用する教育機関も多い中、BYODでは生徒ごとにOSやスペックが異なることで、操作方法も異なり授業の進行に支障が出てしまうという課題があった。

GMOメイクショップは今後、BYODに対応した専用のECサイト構築や、運営代行により学習用端末の販売をサポートすることで、ICT教育環境の整備に向けた支援を強化するとしている。この取り組みは、今後の教育環境をポジティブな方向へと変化させていくことが期待されるはずだ。今後の動向に注目すべきといえるだろう。

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