杉野服飾大学で「futureshop」を活用した授業を実施

ECのミカタ編集部

杉野服飾大学でfutureshopを活用した授業を実施 ネットショップ開設を含めた商品販売のプロセスを一気通貫で体験

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップ(以下:フューチャーショップ)は、杉野服飾大学と産学連携し、2023年4月よりファッションビジネス、流通イノベーションコースにて「futureshop」を活用した授業を実施する。

EC運営ノウハウとビジネス面での経験価値を獲得

本授業では、商品企画から消費者の手元に届けるまでの一連のプロセスを経験することを目的としている。

具体的には商品企画、生産管理、ささげ、ショップページ作り、ネットショップでの販売、SNSによる誘客、受注、決済機能、商品発送までを戦略的に実施。フューチャーショップはECプラットフォームの提供以外にも合計15回の講義の中で、ECサイト構築から商品ページ作成の支援などを行うとしている。

受講学生はシステム操作方法及びEC運営のノウハウを学べるだけでなく、ネットを通じて売上目標や利益獲得を達成する過程から、ビジネス面での経験価値を獲得できる。

本授業開始にあたって、杉野服飾大学の五月女由紀子教授は以下のようにコメントしている。

「ファッション業界のEC比率が高まる中、ラグジュアリーブランドからファストファッションまでECビジネスが必須となっています。デザイナーで独立する際にもEC活用が多くなり、服飾学生が自ら作ったものをネットショップで実際に販売する貴重な体験は、社会で活躍できるスキルとして大変重要に感じております」

産学連携の授業を実施

取り組みの背景について、フューチャーショップは以下のようにコメントしている。

「杉野服飾大学は、服飾の技術力と文化的教養に基づいた創造力を養い、専門職業人として社会で自立する能力のある人材を送り出すことを使命としています。ファッションビジネス・流通イノベーションコースではデジタルイノベーションの実践的な学びを提供しており、その活動の一環として、一般社団法人 日本イーコマース学会(JASEC)協力のもと産学連携の授業を実施。講義で使用するECプラットフォームに、ファッションECに強みがあり、サポート体制に定評があるfutureshopをお選びいただきました。この産学連携での取り組みは、一般社団法人 日本イーコマース学会の専務理事であり株式会社ISSUN代表取締役でもある宮松利博氏が、杉野服飾大学とともに企画しています。合計15回の講義の中では、ネットショップ『もりのがっこう』をfutureshopで運営されている後藤麻美氏もゲスト講師を務め、ネットショップ経営者として、またデザイナーとしての実践的なノウハウを伝えます」

ファッション関連のビジネスの変化は速く、五月女教授も述べているように現在ではあらゆるブランドにおいてEC運営が行われている。今後、服飾を学ぶ学生はECサイトに関する知識も同時に求められていくかもしれない。そして、この流れはその他業界においても同様であるだろう。この取り組みは、ビジネスにおけるECサイトの重要性が増してきている証だといえるかもしれない。

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