イー・ロジットWMSとShopifyが自動連携、アプリとして提供開始

ECのミカタ編集部

株式会社イー・ロジット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:角井亮一、東証スタンダード:9327、以下「イー・ロジット」または「同社」)は、同社開発の WMSとShopifyの自動連携を可能にするアプリ「e-LogiT Order Transfer System」を Shopify アプリストアにて提供を開始した。

自動連携により365日対応を標準サービスに

インターネット通販事業者の物流代行と物流業務コンサルティングサービスを提供するイー・ロジットは、4月1日より、同社開発のWMS(倉庫管理システム)とコマースプラットフォーム「Shopify」の自動連携を可能にするアプリ「e-LogiT Order Transfer System」をShopifyアプリストアにて提供を開始した。

今回の自動連携により、手動で注文データをWMSに登録する作業が不要となるという。土日祝日などでWMSへの登録作業ができないときも、注文内容が自動で同社WMSに連携されるため、同社の物流センターで365日対応が可能となるとのことだ。

また同社は、今回の連携について「お客様をお待たせさせないことで、顧客満足度の向上に繋げて、ECサイト利用のリピーター獲得や高評価に寄与する狙い」としている。その上で、土日明けに生じていた波動を平準化することができ、これまで以上に品質の高いサービス提供が可能になると述べている。

EC物流のノウハウを投入

EC物流のノウハウを投入

同社は、EC物流専門の会社として20年以上の実績を持っており、特に物流会社でありながらシステム面を強みとしてきた。その上で近年、Shopifyを利用するクライアントが増加していることや、人材不足や賃上げの課題を抱える物流業界において、クライアントの負担を軽減しつつシームレスな作業のサポートすることを目的に同アプリの提供に至ったという。

今回の自動連携では、Shopifyで制作したECサイトで受けた注文が同社WMSに自動で登録され、倉庫作業完了後、出荷状況および配送情報をストアへ反映され、一連の流れを自動化することでクライアントの負担が軽減されることになる。

また、同社WMSとの連携が可能になったShopifyは、コーディングなどの専門知識がなくともオンラインストアの構築や運営を可能にする、世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォームだ。マーチャント数は数百万とされ、175カ国以上で使用されている。世界規模で使用されているShopifyと同社のシステムが連携することによって、クライアントの要望に対応できる幅がより一層広がることになりそうだ。

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