【初心者向け】BASEでおすすめの発送代行4選!発送代行の選び方や料金は?

ECのミカタ編集部

ECサイトの構築がはじめての方でも手軽にネットショップを立ち上げることができる「BASE」。デザイン性の高さや充実した機能が豊富なため、利用している方も多いのではないでしょうか?

しかし、ある程度注文が増えると問題になるのが、発送業務や在庫管理の問題です。そこで今回は、発送代行サービスの導入ポイントや代行するメリットを分かりやすく解説していきます。記事の後半には、BASEでおすすめする発送代行業者を厳選してご紹介していきますので、利用を検討する際はぜひ参考にしてみてください。

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■目次

・そもそも発送代行サービスとは?
・BASEの発送代行を検討する最適なタイミング
・BASEの発送代行を利用するメリット・デメリット
・BASEの発送代行業者を選定する5つのポイント
・BASEでおすすめの発送代行サービス4選!
・まとめ

そもそも発送代行サービスとは?

ECサイトなどのネットショップを運営する事業者は、購入された商品をユーザーへ届けるために、発送業務を行わなければなりません。発送業務には、発送先ごとに商品を集めて梱包するピッキングや宛名印字、梱包資材の準備、在庫管理など多岐にわたりますが、このような発送業務を一貫して請け負ってくれるのが発送代行サービスです。

発送代行サービスを利用することで、発送業務全般の細かな作業まで代行してくれるため、大幅に業務負担を軽減することができます。

また、発送業務は時間や工数が必要となるため、限られた人員と時間の中で作業を行えば、誤発送や破損、発送遅延などのミスが起こりやすくなるでしょう。発送代行サービスは、このような発送業務の負担を減らせるだけでなく、経験豊富な発送のプロに業務を任せることでミスが軽減され、発送品質の向上も期待できます。

発送代行サービスの利用者が増えている理由


近年、インターネットの普及やコロナ渦の巣ごもり需要により、外出せず手軽にECサイトで買い物することが一般的になり、ECサイト側は売り上げや規模を伸ばすに伴って、当然発送業務も増加します。

そのため、今まで新商品の企画や営業に割いていた時間が持てなくなってしまったり、出荷品質を維持できず売り上げを落としてしまう可能性も考えられるようになりました。発送代行サービスを利用することで、ECサイトの運営者はスムーズな商品発送をすることができ、売り上げに直結するマーケティング業務に注力できることから年々発送代行サービスのニーズは増加しています。

BASEの発送代行サービスとは


BASEでは、BASEでネットショップをオープンしているショップオーナー向けに、発送代行サービスを提供しています。

商品の保管、梱包、配送業務などの基本的な発送業務全般はもちろんのこと、送料を全国一律(沖縄・離島を除く)で安価に設定できることが特徴です。BASEの発送代行サービスは無料で導入でき、BASE APPSからの申し込みで、1ヶ月間の保管料金が最大5,000円分無料という特典もあります。

発送代行サービスの利用料は以下を参考にしてください。
・物流代行料60サイズ(梱包等配送作業+送料)660円〜/個
・海外出荷手数料 (EMS送料は別途) 300円/個
・ロゴ入り段ボールの利用やラッピングなどオリジナルサービスの見積もりも可能
引用:https://apps.thebase.com/detail/21

また、海外への発送にも対応できるので将来的に海外進出を検討している方にもおすすめです。操作は、BASEとシステム連携しているためボタン1つで出荷依頼が可能となり、利便性の良さにも定評があります。

BASEの発送代行を検討する最適なタイミングとは

続いては、BASEの発送代行サービスを検討する最適なタイミングについてご紹介します。
発送代行の利用を考えている場合は、以下3つの問題に直面しているかを判断基準に検討してみてください。

ネットショップの運営に時間をかけたい


個人で立ち上げたネットショップである程度注文数が増えてくると、発送業務に時間を取られ、コア業務に集中できないという問題が発生します。また、1人で発送業務を行っている場合は、発送業務でミスが起きるということも十分あり得るため注文が増えてきた段階で発送代行サービスを検討してみましょう。

資材費や送料を抑えたい


注文件数が増えると、配送料や梱包するために必要な資材にコストがかさんでいきます。発送代行サービスでは、大手運送会社と法人契約しているため、個人で手配するよりも安く発送できることが多いです。

在庫の保管や作業スペースがない


自宅やマンションなどの小さな事務所であれば、在庫を保管するスペースや、梱包・ピッキングを行う作業スペースの確保も難しくなります。作業スペースが狭いと、ピッキングのミスや商品の破損にも繋がりかねません。販売する商品の品質を保つためにも、在庫が増えて作業スペースが狭いと感じたら発送代行サービスを検討してみましょう。

BASEの発送代行を利用するメリット・デメリット

続いては、BASEの発送業務をアウトソーシングするメリットとデメリットについて解説していきます。メリットだけでなく、デメリットを理解した上で利用を検討してみてください。

発送代行を利用するメリット


発送代行を利用するメリットは4つあります。

業務の効率化を図れる
発送代行を利用する1つのメリットは、利益に直結するコア業務に専念できることです。今まで発送業務に割いていた時間を、新商品の仕入れや企画、集客などのマーケティング業務に充てることで、生産性が向上し利益の最大化が期待できます。

費用対効果が高い
2つ目は、費用対効果が高い点があります。BASE自体が低コストで運営できるため、物流業務を外部へ委託してもトータル的なコストを抑えることが可能です。

顧客満足度の向上
物流業務を専門家に任せることで、品質の向上やリードタイムの短縮を図ることができ、顧客満足の向上に繋がるでしょう。

海外配送に対応
多くの発送代行業者が越境ECに対応しているため、越境EC事業者にとっては便利なサービスです。今後海外を視野に入れているネットショップであれば、国ごとに関税や輸送規制について学ばなくてはなりませんが、越境ECに対応している発送代行業者であれば商圏の拡大がスムーズに行えます。

発送代行を利用するデメリット


続いては、発送代行業者へ依頼する前に知っておきたいデメリットについて解説していきます。デメリットとして挙げられるのは、以下の2つです。

現状の品質を確認できない
まず1つ目に注意すべき点は、商品を発送代行業者に預けてしまうと、商品の状態や品質が確認できないことです。ユーザーにどのような状態で商品が届いているか確認できないため、代行業者によっては顧客満足の低下や信用問題になりかねません。そのため、発送代行業者を検討する際は、レベルの高さや信頼関係を築けそうな業者かを吟味する必要があります。

個人情報流出の危険性がある
発送代行サービスを利用するということは、結果として他社へ顧客の個人情報を渡すということになります。

いくら信頼できる発送代行業者であっても、個人情報の管理場所が増えれば流出の危険性も高まるため、取り扱い方には細心の注意が必要です。信頼できる発送代行業者を見極めるポイントとして、発送代行実績の豊富さを基準とするのがおすすめです。

BASEの発送代行業者を選定する5つのポイント

発送代行業者を選ぶ際は、サービス内容や柔軟性、費用、サポート体制など、全体のバランスを考慮した上で決めることが重要です。ここでは発送業者を選ぶ前に押さえておきたい具体的な5つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プランに柔軟性があるか


扱う商品や状況に応じて柔軟に対応してくれる業者を選ぶことで質の高いサービスを提供できます。たとえば、熨斗やラッピング、同梱などのサービスに対応しているかや、受注量が増えた場合の出荷数に上限があるかどうか事前に確認しておきましょう。

発送代行サービスを利用することで、これまで行ってきたサービスが提供できなくなるような業者はおすすめできません。細かな注文に対して柔軟に対応してくれる業者を選ぶことがポイントです。

顧客ニーズを満たしているか


BASEを利用するユーザーの多くは個人のため、発送代行業者が個人宅への配送に対応しているかどうか確認する必要があります。また、ネットショップはメンテナンス時を除き、基本的に24時間365日稼働しているため、トラブルがあった際のサポート体制も重要な選定ポイントです。トラブルが発生した際、迅速に対応してくれる業者かどうか見極めましょう。
場合によっては、利用料を安くする代わりに、サポートは一切しないという代行業者も見られますが、いざという時に備えてコミュニケーションが密にできる業者を選ぶことがおすすめです。たとえば、リアルタイムで発送状況を確認できるシステムを導入している業者や、万が一に備えて手厚いサポート体制が整った業者を選定しましょう。

料金体系が明確化されているか


発送代行サービスを利用する前に、事前に業務範囲を明確にして、コストとのバランスを確認することが大切です。

業務範囲が曖昧だと、結局自身が発送業務から解放されないという場合もあります。
費用と作業範囲のバランスが取れた業者を選ぶようにしましょう。また、初期費用や月額利用料、その他オプションとしてかかる費用が細分化されているかや、月額利用料の内訳を明確に開示してもらうことで、他社と比較検討する際に役立つ材料となります。

海外への発送も可能か


将来的に海外への発送を視野に入れている場合は、現段階から越境ECに対応している発送代行業者を選ぶことがおすすめです。国内しか対応できない業者だと途中で発送代行業者を選び直す手間や時間、費用がかかってしまいます。

また、EMSや国際eパケット、船便、航空便など、どのような配送方法に対応しているかも業者によって異なり、通関手続きではどこまで代行業者が請け負ってくれるかも事前に確認しておくとスムーズです。

物流倉庫の拠点数が多いか


物流倉庫の場所や拠点数によって、発送までのリードタイムは大きく変わってきます。配送エリアを全国展開したい場合は、物流倉庫を複数の箇所に構えている業者を選ぶことでリードタイムが短縮され、顧客満足の向上に繋がるでしょう。

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BASEにおすすめの発送代行サービス4選!

それでは実際にBASEにおすすめの発送代行業者を厳選してご紹介します。先ほどご紹介した選定ポイントと、それぞれの発送代行業者の特徴を理解して、ネットショップに合ったサービスを見つけてください。

オープンロジ

引用:https://service.openlogi.com/

オープンロジでは、BASEとシステム連携させることで、受注から発送までの作業をパソコン1つで行うことが可能です。委託する際は、オープンロジが提携する倉庫に荷物を預けるだけで、物流作業の自動化が実現します。また、海外の発送にも対応しており、梱包資材などの細かな指定ができるのも魅力です。導入実績は約10,000社以上でAmazonFBAやShopifyなどの大手ECショップとの豊富な取引実績があります。はじめて発行代行サービスを利用する方におすすめの発送代行業者でしょう。

LogiMoPro(清長)

引用:https://www.logimopro.jp/

ロジモプロは、物流倉庫のパイオニアである株式会社清長が運営している発送代行サービスで、約15年以上にわたりEC物流で培った豊富な経験を基に、クライアントに適したサービスを提供しています。また、ロジモプロ最大の魅力は、クライアントのフォロー体制が徹底されていること。

必ず担当者が個別で打ち合わせを行い、扱う商品の種類や在庫、販売件数などを丁寧にヒアリングした上で利用方法を提案します。そのため、はじめてのアウトソーシングや、ホスピタリティの高いサービスを求めるEC事業者におすすめの発送代行業者です。

NEOlogi

引用:https://neologi.jp/

NEOlogiは、世界150カ国に出荷可能なクラウド型物流システムを展開している発送代行業者です。素早い配送と豊富な配送方法が特徴で、国内外問わず様々な商品の発送に対応することができます。

また、初期費用や固定費は無料で利用でき、出荷1件あたりに費用が発生する完全従量課金制を採用しているため、利用のしやすさも魅力です。出荷件数が少ないネットショップや、試しに利用してみたい方、海外への発送を検討中の方は、ぜひ一度スポットで利用してみてはいかがでしょうか?

EZLOGI

引用:https://ezlogi.info/

EZLOGIは、専用の倉庫管理システムを利用して出荷業務を簡略化することで、ネットショップの運営を簡単に行えるサービスを提供しています。特徴は、出荷数のノルマがないため個人でネットショップを運営しているオーナーでも利用しやすいことと、WEB上で簡単に出荷依頼ができることです。時間や場所が制限されないため、個人のハンドメイド作家や副業でBASEを利用している方と相性が良い発送代行サービスだと言えます。

まとめ

BASEの発送代行を検討するタイミングや導入のメリット・デメリット、発送代行業者の選定ポイントについてご紹介しました。発送代行サービスを利用する最大のメリットは、集客や新商品の仕入れなどのコア業務に集中することで売り上げアップが期待できることです。

BASEを利用してネットショップを運営する上で、物流業務に課題を感じている方は、ぜひ発送代行サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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