大丸松坂屋が冷凍グルメ宅配サービス「ラクリッチ」を開始、目利きバイヤー厳選グルメを自宅で楽しめる
⼤丸松坂屋百貨店は2023年5⽉16⽇(火)、老舗百貨店を代表する食通のバイヤーが厳選した冷凍グルメ宅配のサブスクリプションサービス「ラクリッチ」をスタートした。
デパ地下クオリティの贅沢グルメを楽しめる
「ラクリッチ」は、大丸松坂屋百貨店が長年培ってきた「目利きバイヤーのネットワーク力」を活かすことにより実現した、いつでもデパ地下クオリティの「贅沢なグルメ」を楽しめるサービスだ。
主な特徴については、以下の通りとなっている。
◆バイヤーが厳選した使いやすい少量サイズの商品を6~10品程度でセットにし、毎月定期で冷凍配送。
◆メニュー内容の全容は一部の商品のみを公開。「届いたときのお楽しみ」を演出し、「おまかせ」でおいしい出会いを提供。
◆デパ地下のコンセプトに近い「美味しさを全面に打ち出した日常向け」の商品をラインアップ。
価格の異なる3つのコースを用意しており、選択したコースの内容に従って毎月商品セットを配送。商品に合わせた温め方で、バイヤーおすすめの味を自宅で手軽に楽しめる。
豊富なブランド、商品が魅力
老舗百貨店ならではのネットワークを活かし、全国から25ブランドを厳選。ここでしか味わうことのできないオリジナル商品も用意されており、出会ったことの無い商品を楽しめるはずだ。今後も、よりバラエティ豊かなブランド・商品のラインアップ展開を目指しており、今後の商品拡充に期待が集まる。
◆商品一例
▷RISTORANTE HONDA×ラクリッチ/ ポルチーニとエリンギのクリームソース・ニョッキ/ 253g
▷西洋銀座/ハンバーグ デミグラスソース/ 170g
▷おかず本舗 佃浅/茄子煮びたし/ 100g など
◆取り扱いブランド一例
食品宅配需要は急成長
ラクリッチ提供にあたり、大丸松坂屋百貨店は以下のようにコメントしている。
「消費者の生活スタイルが大きく変化した昨今、自宅で楽しむ食文化が定着したことから『食品宅配』のニーズが増え、一方で働き方の多様化や共働き世帯の増加により、家事に対するタイムパフォーマンスが重視されるようになりました。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で食品宅配需要は急成長し、今後は生活に不可欠なサービスとして定着するものと考えられています。本事業は、こうした背景をもとに、大丸松坂屋百貨店が掲げる中期経営計画の柱である『リアル×デジタル戦略』=『人の力』を活用した新たな体験価値の提供と、時間と場所の制約の克服を具現化した、新たな取り組みです」
大丸松坂屋百貨店はここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大によるライフスタイルの変化に対応し、時間と場所の制約を克服するビジネスモデルの転換を急速に進めてきた。2021年3月にはファッションサブスクリプションサービス「アナザーアドレス」をスタートさせて、デジタルを活用した新規事業へのトライアルを重ねている。
そして今回、ラクリッチによって初めて食分野のサブスクリプション事業に参入することになった。外食ではなく自宅で贅沢な食事を楽しむというシーンは、コロナ禍によって大きく拡大することになった市場といえる。老舗百貨店が培ってきたノウハウを元に、今後どのような商品が展開されていくのかさらに期待が集まりそうだ。