楽天グループ株式会社（以下「楽天」）と日本図書普及株式会社（以下「日本図書普及」）は、楽天が運営する「楽天ブックス」において、図書カードNEXTを利用した書籍・雑誌の購入が可能となったことを公表した。

IDとPINの入力で支払いができる

楽天と図書カードNEXTを発行・管理する日本図書普及は、楽天が運営するオンライン書店「楽天ブックス」において、図書カードNEXTを利用した書籍・雑誌の購入が可能となったことを公表した。

これにより、「楽天ブックス」での購入時に、図書カードNEXT裏面や図書カードネットギフトの画面に記載されたID番号とPIN番号を入力することで支払いができるようになった（電子書籍（「楽天Kobo電子書籍ストア」)、ダウンロード版商品、予約や取り寄せの商品は対象外、また対象商品以外との同時購入に利用することはできない）。

なお楽天は、これを記念して6月19日（月）14:00～7月18日（火）09:59の期間で「図書カードNEXT利用開始記念！フォロー&リツイートキャンペーン」を実施している。

本との新たな出会いを創出

図書カードNEXTは、日本図書普及が発行する本のギフトカードだ。図書カードNEXTの加盟店制度に加入している全国の書店等のうち、図書カード読取り機が設置してある店舗や一部のオンライン書店で、本や電子書籍の購入に利用することができる。「楽天ブックス」は、決済方法の拡充を通じて、買い物の利便性向上を図り、より多くの顧客に新たなエンターテインメントコンテンツとの出会いを提供するとしている。

このように今回、楽天と日本図書普及が「楽天ブックス」での図書カードNEXTによる決済の提供を開始した。インターネットの普及などにより、紙媒体である本の販売動向は、下降傾向との指摘がされて久しい。小売りの重要チャネルである街の書店も減少する中で、オンラインで本を買う際の決済が拡充される今回の施策は、紙媒体とデジタルを跨ぎ、シームレスに書籍に触れられる機会を創出するものと言えそうだ。