Amazon、ミニストップで商品の店頭受け取りが可能に
店頭の端末で「申込券」を出力してレジに提示
アマゾンジャパン株式会社は11月20日から、ミニストップ株式会社が展開する全国のミニストップ2127店舗において、商品の店頭受け取りサービスを開始した。
ユーザーはAmazonで注文する際、注文画面のお届け先住所の選択にて店舗検索を行い、検索結果から最寄りのミニストップを配送先に指定すれば利用できる。商品は注文後、最短で翌日に受け取りが可能だ。
やや詳しく使い方を説明すると、受け取り方法の欄で「ミニストップ店舗」を選択し、希望の店舗を指定すると、Amazonから商品店着に合わせて「お問い合わせ番号」と「認証番号」がメールで送られてくる。
メールをスマホに保存するか、PCの場合はメールのプリントアウトでも「お問い合わせ番号」と「認証番号」をメモし、ミニストップに設置されているマルチメディア端末「MINISTOP Loppi」で「申込券」を出力する。
その「申込券」をレジに提示すれば、商品を受け取れる。
利便性がアップしたAmazonの受け取り方法
商品の支払いと送付については、AmazonでもほかのECサイトと同様、クレジットカード払いによる自宅への送付が最も多いが、カード所持可能年齢未満であったり、仕事の都合などによりクレジットカードを持たない人も多い。
また、一人暮らしで宅配便が来る時間に家にいないという人も少なくない。女性などでは、宅配便の配達員を玄関に入れるのに不安を感じるという人もいる。そのためコンビニでの店頭受け取りは、軽視できない受け取り方法となっている。
これまでAmazonではローソンとファミリーマート、それにヤマト運輸の営業所で受け取れるようになっていた。
ローソンの店舗数は、全国で11606店(2014年2月末現在)。
ファミリーマートの店舗数は、全国で11070店(2014年10月31日現在)。
これらに比べれば、ミニストップの2127店というのは決して多くはないが、それでもミニストップが使いやすい位置にある人は、全国ではかなりいるだろう。また、ソフトクリーム目当てで、ちょっと遠くてもミニストップにいく人もいる。
今回ミニストップでも受け取れるようになり、Amazonで購入した商品は受け取りの選択肢が増えることになったわけである。