Shopify Japanの配送アプリ「プラスシッピング」、佐川急便の「飛脚宅配便」と「飛脚ラージサイズ宅配便」が対応

ECのミカタ編集部

Shopifyの日本法人Shopify Japan株式会社は2023年7月3日、佐川急便株式会社の宅配サービスである「飛脚宅配便」および「飛脚ラージサイズ宅配便」がShopifyを利用する国内中小規模の事業者向けの配送サービス「+ Shipping(以下、プラスシッピング)」に対応することを発表した。

Shopifyプラスシッピングの配送ネットワークに佐川急便が参画

ECサイトを簡単に開設でき、175カ国170万ショップで利用されているShopifyの日本法人が2023年7月3日、佐川急便株式会社の宅配サービスである「飛脚宅配便」および「飛脚ラージサイズ宅配便」が「+Shipping(以下、プラスシッピング)」に対応することを発表した。

プラスシッピングとは、三井物産株式会社が2022年に開発・提供した配送管理アプリ。shopify店舗の管理画面内で送り状の発行や日本郵便の「ゆうパック・ゆうパケット」の配送料金の事前決済が可能だ。今回、佐川急便の参画で日本郵便だけでなく佐川急便も送り状発行と発送料支払い、3辺合計260cm以内・重量50kg以内の比較的大きな規格の荷物がプラスシッピングで配送可能となる。

配送アプリサービス追加で配送ネットワーク拡充、一方選ぶ必要性も

プラスシッピングでできることは、アプリ内からの送り状発行機能、日本郵政と佐川急便の国内発送対応、発送通知メール自動送信、配送日時指定の4つだ。佐川急便が参画して配送ネットワークが広がった一方で、海外発送や複数EC店舗対応はしていないので、その点は注意が必要だ。

なお、Shopifyの配送アプリはほかに「Ship&coアプリ」「Japan order CSVアプリ」「配送マネージャー」などがあり、「Ship&coアプリ」は店舗から受注データをリアルタイムに同期して、国内・海外の運送会社の送り状・インボイスを簡単に発行できる配送管理アプリでマニュアル作業によるミスをなくし、作業時間を大幅に削減可能。「Japan order CSV」はヤマト・佐川・日本郵便などの出荷指示CSVファイルをワンクリック出力。配送業社の詳細設定、代引き手数料・配送日時・クール便・送り状番号のアップロード・定期自動出力にも対応。「配送マネージャー」は機能自体は「Japan order CSV」と同様だが、国内発送に焦点を当て、ヤマト運輸、佐川、日本郵便3社の発送伝票作成に対応し、配送日時指定や追跡番号通知のLINE連携を実現しているのが特徴だ。

配送アプリをどのように活用するかは自社の発送規模や目的にもよる。それぞれの特徴を把握し、選択していく必要があるだろう。


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