かっことfjコンサルティングが「キャッシュレスセキュリティ」に関する四半期レポートの共同公表を開始
かっこ株式会社(以下:かっこ)は、キャッシュレスセキュリティに関するコンサルティングサービスを提供するfjコンサルティング株式会社(以下:fjコンサルティング)と、2023年7月よりクレジットカード情報流出事件に関する統計とECに関する不正利用傾向に関するレポートを共同でとりまとめ、四半期ごとに公表することを決定。7月6日に第1回として「キャッシュレスセキュリティレポート(2023年1-3月版)」の統計を公表した。
流出事件、不正利用の概要からトレンドまでを掲載
かっことfjコンサルティングが共同でとりまとめるレポートの概要は以下の通りである。
◆カード情報流出事件の概況
▷カード情報流出事件数・流出件数の推移
▷商材別・情報流出期間別事件数・流出件数
▷カード情報流出事件のトピック
▷クレジットカード情報保護対策に関する考察
◆ECにおける不正利用の概況
▷クレジットカード不正利用被害額の推移
▷ECサイト不正利用の傾向
▷不正利用のトピック
▷クレジットカード不正利用対策に関する考察
◆公表日
▷毎年1月、4月、7月、10月の第1週
▷3カ月前の四半期のデータを公表
公表形態については、「キャッシュレスセキュリティレポート(20XX年X月-X月版)」として両社のウェブサイトにて公開される。
レポート内には統計データに加えて、直近のカード情報流出事件のトレンド、不正利用のトレンドに関する解説も掲載するとしている。
関連リンク:かっこ&fjコンサルティング「キャッシュレスセキュリティレポート」
安心安全なキャッシュレス社会の実現
クレジットカードの不正利用は急増を続けており、2022年には430億円を越え過去最悪の被害状況となった。
これまで、かっことfjコンサルティングは、各社が独自にカード情報流出事件や流出したカード番号の件数を調査集計し、公表してきた。昨今のカード情報流出事件と不正利用被害の拡大を受け、報道各社から両社に対しカード情報流出に関する問い合わせが増加しており、各社が調査した数字が記事中で引用されることも増えてきたという。
このような状況を背景に、両社協議の上カード情報流出事件に関する統計を統合し、両社から四半期ごとに共同で公表することとなった。
統計データの公開によりカード情報流出事件の実態を明らかにするとともに、かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」の利用実績を元にしたECサイト不正利用の傾向、および不正利用被害の手口などを紹介する。本レポートはキャッシュレスセキュリティへの関心を高め、安心安全なキャッシュレス社会の実現に大きく貢献するはずだ。