2024年のお盆期間が間もなくスタートする。郵便物などを受け付ける郵便局などは「お盆休み」というイメージはないが、配送には影響が出てくる。そこで大手配送業各社のうち、日本郵便、佐川急便、ヤマト運輸の営業時間をまとめた。お盆休み中は各地で交通渋滞が懸念されるため、早めの配送手配を意識する必要がある。本特集では、お盆期間中の配送に関する留意点と、それぞれの配送業者の動きを紹介していく。

2024年のお盆に伴う連休期間は8月10日～18日

地域によって異なるが、2024年の一般的なお盆休みは、8月13日から８月16日までの間が多い。ただお盆期間の直前である8月11日は「山の日」で祝日、また土日の関係から、お盆に伴う連休期間は毎年異なる。

2024年のお盆に伴う一般的な連休期間は、以下の通り8月10日から18日だ。お盆と土日祝日を休日とする会社であれば、9連休となる。

ただし郵便局は、お盆休みでの休みは基本的にない（※関連情報）が、ヤマト運輸、佐川急便は通常営業とは若干異なる。詳細をまとめていこう。

【日本郵便】

日本郵便のお盆対応はカレンダー通りで、お盆期間中であっても平日は通常営業となる。注意したいのが、8月11日（山の日）と8月12日（振替休日）が祝日対応となる点だ。普通郵便は連続して配達休止となってしまう。ただし速達や書留、ゆうパックなどであれば配達してもらえる。

なお、日本郵便では8月7日に「お盆期間中における郵便物・ゆうパックなどのお届け遅延に関するお知らせ」を発表。お盆期間中における、高速道路の交通渋滞および航空機への貨物搭載制限などにより、郵便物・ゆうパックなどのお届けに遅れが生じるおそれがあるとしている。

連休が始まる頃に郵送が必要な荷物があれば、早めに手配するか、土日祝日でも配達してもらえる手段で送ろう。

高速道路の交通渋滞などに伴う全国的な遅れ

（図版は日本郵便の発表をもとにECのミカタで作成）

沖縄県宛船舶の計画運休などに伴う遅れ

※詳しくは郵便物・ゆうパックなどを出す郵便局に問い合わせを（図版は日本郵便の発表をもとにECのミカタで作成）

◆2024年お盆休み期間の郵便配達日程

◆土日でも配達してもらえる郵便物の種類
速達、書留、簡易書留、代金引換、ゆうパック、ゆうパケット、レターパックプラス、レターパックライト、クリックポスト

◆祝日でも配達してもらえる郵便物の種類
速達、書留、代金引換、レタックス、配達時間帯指定郵便、配達日指定郵便等の特殊取扱とした郵便物、ゆうパック、ゆうパケット、レターパックプラス、レターパックライト、クリックポスト、ゆうメール（特定記録を除く特殊取扱としたものに限る）

◆2024年お盆休み期間の郵便窓口の営業日程
日曜と祝日はゆうゆう窓口のみ対応。土曜日は、大型の局など窓口営業を行う郵便局もある。お盆期間中であっても、平日は通常営業している。

◆2024年お盆休み期間のゆうちょ銀行ATM利用
ゆうちょ銀行のATMは、店舗によって利用できる時間帯が違う。詳しい営業時間については、公式サイトで確認ができる（※1）。

なお、ゆうちょ銀行専用ATMが設置されているコンビニ店舗では、お盆期間か否かにかかわらず、ATMの利用ができる。ただしファミリーマートのイーネットを利用する際は、手数料の条件があるため注意したい。

※1　参照：郵便局・ATMをさがす（日本郵政グループ）
※関連情報：2024年の祝日等における郵便物等の配達（郵便局）

【ヤマト運輸】

お盆期間中は一部の営業所において窓口受け付け業務の休業や営業時間の短縮がある。対象となる期間や営業所は以下の通り。

臨時休業および営業時間を短縮する営業所一覧

なお、お盆期間中は交通集中による渋滞発生が予想される。配達に遅れが生じる恐れがあるため、日数に余裕を持って利用したい。

【佐川急便】

佐川急便では、お盆期間中の集荷は予約制となる。

◆集荷予約制の対象期間
2024年8月11日（日）～8月15日（木）

◆予約方法
電話やインターネットで前日までに集荷を予約する。ただし、日曜・祝日も定期的に集荷を行っている場合はこの限りではない。

◆注意点
2024年8月10日（土）～8月15日（木）の期間に配達を希望する場合は「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記する。ただし、個人宅あての荷物は「指定日配達シール」の貼付がなくても配達する。

なお、お盆期間中は交通渋滞が予想されるため、日程に余裕を持った出荷が重要だ。離島、中継地域の配達などについては、佐川急便担当営業所または担当セールスドライバー®に確認が必要となる。

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