行政初のクラウドファンディングへの本格参入 福井県鯖江市が「FAAVOさばえ」の運営を決定!

福井県鯖江市が「FAAVO」のエリアオーナーに

福井県鯖江市では、「市民主役のまちづくり」「学生連携」「ITによるまちづくり」を市政運営の柱として活動している。

そんな鯖江市が、この度、コンセプトに「出身地と出身者をつなげ、地域活性化を支援する」を掲げるクラウドファンディングサービス「FAAVO」のエリアオーナーになることが決定。11月20日付の福井新聞などが報じている。鯖江市は今後、「FAAVOさばえ」を運営していく。

行政初のクラウドファンディング事業運営

クラウドファンディングサービス「FAAVO」は、「地域・地方」に特化したクラウドファンディングのプラットフォーム。

「FAAVO」におけるサイト運営は、エリア別におこなわれ、2012年6月の「FAAVO宮崎」からサービススタート。今回運営開始となる「FAAVOさばえ」を含めると、全国30エリアで展開される。

今回スタートする「FAAVOさばえ」は、鯖江市がエリアオーナーとなり、運営されるもの。国内において、行政がクラウドファンディング事業へ本格参入するケースは、今回が初めて。

鯖江市は今後、行政の特徴を最大限に生かしながら、「FAAVOさばえ」を運営。鯖江市の三大地場産業「眼鏡・繊維・漆器」の発展を目指すとともに、新技術・新商品開発を推進していく考えだ。

サイトリリースに向けたプロジェクト始動

今回「FAAVOさばえ」の運営をスタートする鯖江市では、「眼鏡・繊維・漆器」の三大地場産業の発展に向けた活動や、IT関連業などの新技術・新商品開発に対する意欲が高まりつつあった。

しかしながら、市の予算や、市民の資金調達面といった問題点があり、大きな課題となっていた。

そこで目を付けたのが、今回参入することになったクラウドファンディング。「FAAVO」が掲げる「出身地と出身者をつなげ、地域活性化を支援する」という目的と共鳴したことにより、クラウドファンディング事業へ本格参入することになった。

鯖江市では今後、地元の文化・自然の保全や、地場産業活性に向けた新規プロジェクトを積極推進していく予定。

現在鯖江市では、12月24日(水)予定の「FAAVOさばえ」サイトリリースに向けて、「行政と市民の協働!つつじマラソンのコースにツツジの花を咲かせよう」という、鯖江市を活性化するプロジェクトが始動している。