Shopify、AI機能の追加や100種類以上のアップデートでEC事業拡大を支援

ECのミカタ編集部

グローバルコマースをリードするShopify(ショッピファイ)の日本法人Shopify Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、カントリーマネージャー:太原真、以下:Shopify Japan)は、Shopifyが「Shopify Editions Summer'23」を発表し、Shopifyで過去最大となるAI製品や100種類以上の機能アップデートを発表した。

AIの開発や100種類以上の機能アップデートへ

Shopify Japanは、過去最大となるAI製品や100種類以上の機能アップデートを2023年7月27日に発表した。起業家向けに開発されたAI、他ブランドの商品をキュレートして販売する新たな手法、オペレーションを合理化する統合的なマーケットプレイスでの取引などがアップデートする。事業者の生産性や創造性が向上するビジネス構築を支援していくという。

「Sidekick」で事業立ち上げ、拡大をAIがサポート

「Sidekick」で事業立ち上げ、拡大をAIがサポートAIコマースアシスタント「Sidekick」

Shopify Japanは2023年4月にプラットフォームで利用できるAI対応機能群「Shopify Magic」を発表している。Shopify Magicでは、ストアに載せる商品説明文の作成を助けてくれる機能があり、現在日本語でも対応が可能だ。

今回新たに発表されたのは、Shopify Magicの中核となる「Sidekick」。事業者の「メールキャンペーン準備のため方法を教えてほしい」「夏らしいデザインに変更してほしい」などの要望にAIが提案してくれるシステムだ。

Shopify利用者が事業を立ち上げ、拡大していくための初AIコマースアシスタントであり、今後限定公開される予定で、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、中国語に対応するという。

他にも各事業者向けにパーソナライズされたFAQと回答の推奨やブログ記事を瞬時に作成する機能が追加されている。

EC事業の立ち上げや拡大にAIが寄与

Shopifyは、2022年から事業者や開発者向けにコマースにおける最先端のデジタル体験を実現するため、最新製品や機能アップデートを年2回「Shopify Editions」というプログラムを開始している。今回の発表ものプログラムの1つだ。

Shopifyの創業者兼CEOであるTobi Lütke(トビアス・リュトケ)は、「インターネット上をすみずみまで見わたしても、人々が自らのビジネスを構築し、成長させること以上に、AIの恩恵を享受できる分野を思い浮かべることはできません。私は1990年代半ばからテクノロジー業界に携わってきましたが、AIのようなものは見たことがありませんでした。起業家精神に満ちた人々にとって、AIは信じられないほどの恩恵をもたらすでしょう」 と述べている。

「Sidekick」をはじめとするAI機能追加は、EC事業拡大や立ち上げにおいて生じる不安を解消してくれる、1つの大きな手段となり得る。ますます利便性高まるShopifyの動向を追っていきたい。


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