メルカートの基盤システムが全面刷新 よりスピーディな機能進化を実現させ、EC事業の成長へ貢献する

ECのミカタ編集部

販促・CRM一体型ECカートシステムの「メルカート」、アーキテクチャを全面刷新し7月24日より提供を開始

販促・CRM機能一体型のSaaS型ECカートシステム「メルカート」を提供している株式会社エートゥジェイ(以下:エートゥジェイ)は、「つながる」プロジェクトの一環として「メルカート」の基盤システムを全面刷新し、2023年7月24日より新プラットフォームとして提供を開始した。

より安心・安全なECサイト運営が実現

より安心・安全なECサイト運営が実現

今回のシステム全面刷新では、大きく4つの観点で進化を図っている。

◆アーキテクチャの全面刷新

セキュリティの3大要素である機密性、完全性、可用性を高め、安心・安全なECサイト運営ができるシステムアーキテクチャに刷新。

◆最適なマルチテナントモデル

従来保有してきた機能性とセキュリティレベルを損なうことなく、メルカートのアプリケーション基盤に最適なマルチテナントモデルを採用。

◆CI/CDの強化

刷新に伴いCI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery)パイプランを強化し、よりスピーディなシステムアップデートが可能。

◆機能強化

サイト運営の効率化、販促施策の強化など今後も継続的な機能進化を図る。

ビジネス成長へ貢献できるプラットフォーム

システム刷新の背景について、エートゥジェイは以下のようにコメントしている。

「強固なパッケージシステムを流用して高い価値を提供してきた反面、SaaSモデルとしては価値を最大化し難い技術的負債を抱えており、トレンドの変化に追従できるスピーディなシステムアップデートが難しい状況に陥りつつありました。2022年3月に発足した『つながる』プロジェクトの一環として、業界やトレンドとつながり続けることを目標に、ユーザーニーズに基づく機能進化のスピードを飛躍的に向上させ、ユーザーのビジネス成長へ貢献できるプラットフォームを目指してモダンなアーキテクチャへ全面刷新いたします」

昨今のデジタル環境・消費者行動の目まぐるしい変化の中で、ブランドと消費者がつながり続けることが難しくなり、EC戦略・運営そのものが複雑化してきている。

システムのスピーディな機能進化を実現すると同時に、あらゆるヒト・モノ・コトと繋がることができ、更なる価値提供が可能なプラットフォームへの変革へ対応するため、今回のシステム刷新に至ったという。

ブランドと消費者とのつながりを強化

ブランドと消費者とのつながりを強化

今後の展望についても、エートゥジェイは以下のようにコメントしている。

「今回のシステム全面刷新をきっかけに、今後はブランドと消費者とのつながりが強化できる販促機能・CRM機能の強化を図ります。また、EC運営を強化していくためにはECシステムだけでなくECを取り巻く周辺システムとのシームレスな連携が求められます。マーケティング・接客ツール等の販促サービスをはじめ、WMSや基幹システムなど運営基盤となるサービス・システムとの連携の幅を広げるため、データ連携APIの拡充を図ります」

メルカートは2022年3月に「つながる」プロジェクトを発足し、ヒト・モノ・コトすべてと繋がることをビジョンに掲げ、事業者、さらにはその先の消費者と繋がり続けられるサービスを目指してきた。今回のシステム刷新によって、これまで以上にスピーディな機能進化が可能になったといえる。これまで以上に多くのEC事業の成長へ貢献することが期待されるだろう。


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