不正注文検知サービス「O-PLUX」の検知精度が向上

ECのミカタ編集部

かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:岩井裕之、証券コード:4166、以下「かっこ」または「同社」)は、株式会社Geolocation Technology(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本敬介、証券コード:4018、以下「Geolocation Technology」)が提供する独自のIP Geolocation技術について、かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」に活用することを公表した。

最新のIP Geolocation技術を活用

安全なネット通販のインフラづくりを支援している、かっこ社は、Geolocation Technologyが提供する、独自のIP Geolocation技術について、かっこ社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」に活用することを公表した。

同社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知してクレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスだ。

「O-PLUX」の検知精度がさらに向上

「O-PLUX」の検知精度がさらに向上

同社は、独自のIP Geolocation技術とその活用について次のように述べている。全世界に存在する膨大なIPアドレスのデータベースと位置、企業情報など100種類以上のパターンの組み合わせをもとに、IP Geolocation技術の最新版IPv6を使うことにより、「O-PLUX」の検知精度がさらに向上するとしている。

先端的なセキュリティ技術を統合

先端的なセキュリティ技術を統合

公表に際して株式会社Geolocation Technology取締役技術開発部長の杉﨑厚哉氏は次のようなコメントを出している。

「当社は、IPv4だけではなくIPv6についても、IP Geolocation情報を付加することにより、IPv4と同等なサービスの提供を実現してきました。今回、IPv6の普及を背景に、両者のパートナーシップを深め、IPv6のIP Geolocation情報とかっこ株式会社の先端的なセキュリティ技術を統合し、より安全安心なインターネット環境を実現できるよう邁進してまいります」

インターネットに接続するためにはIPアドレスが必要で、これまではIPv4(Internet Protocol Version4)の利用が主流だった。しかし、IPv4のアドレス不足によりIPv6(Internet Protocol Version6)の利用が増えている。同社のデータによるとECサイトでも、2020年1月と2023年1月を比較すると、IPv6の利用は、約10倍に増加しているという。

これまでも不正検知においては、デバイス情報としてIP Geolocation技術が活用されていたが、新たにIPv6アドレスのIP Geolocation技術を使うことで、より的確に位置情報の把握が可能になる。それによって、さらなる不正検知精度の向上につながることになり、ECにおける不正検知と防止の上で威力を発揮することになりそうだ。


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