「WebMoney」ゲームプラットフォーム『Steam』に対応
海外ゲーム購入でも「WebMoney」による購入が可能に
株式会社ウェブマネーは、株式会社デジカが米国Valve Corporartionと業務提携し日本国内で展開する、世界最大のゲームプラットフォーム「Steam」において。2014年11月21日より「WebMoney」決済サービスの提供を開始した。
近年、音楽業界と同じく、コピー品などの問題でPCゲーム市場は「Steam」に代表されるダウンロード販売が世界で主流とだっている。2003年に登場した「Steam」は、デジタル書作件管理により、インターネット環境があるPC(Mac、Linux)であればインストール可能で、自身が購入した世界中のゲームをダウンロードし遊ぶ事ができる。今までクレジットカード中心のドル決済中心だったものを、8月から日本円での支払いに対応を開始。国内での本格的な展開が開始された。本格展開に合わせ、国内のゲームユーザーからの支持の高い電子マネーである「WebMoney」の利用が可能になり、更なる「Steam」ユーザーの獲得を狙っている。
「WebMoney」はセブン−イレブン、ローソン、ファミリーマートなど全国の主要コンビニエンストアやゲオやPCデポ、またはネットで購入することが可能。主にオンラインゲームを始めとするエンターテインメント系のデジタルコンテンツを扱うECサイトの多くで利用可能だ。
クレジットを持てない若年層をカバーする「WebMoney」
未だクレジット決済のみというECサイトでは、ネット通販に興味はあっても買い物できないという利用者を生む可能性がある。クレジットカードを利用しない、特に年齢制限により持てない若年層の有効な決済方法として、電子マネーはここ数年で対応サービスを増やし、メジャーな存在となった。
電子マネーには大きくプリペイドとポストペイ方式があるが「WebMoney」は、プリペイド方式を採用している。プリペイド方式の強みは、未回収リスクがほとんどないことと、コンビニなどでいつでも誰でも購入可能な利便性にある。
ECサイトの決済方法は利用者にとって最後の関門とも、購入を後押しする要因ともなり得る重要な要素の一つ。「WebMoney」は若年層にとって、ECが利用可能となる電子マネーとして一定の知名度を築いてきた。そうした若年層をターゲットとしたECサイト、特にデジタルコンテンツ、物販サイトなど、少額決済ニーズに対応したい事業者であれば、クレジット決済と同様に採用しておきたい決済方法の一つだと言えるだろう。
−山本一雄−