34%の転売目的購入をリアルタイムブロック、【BOTCHAN Payment】が【Spider AF】と連携

ECのミカタ編集部

株式会社wevnal(本社:東京都渋谷区、代表取締役:磯山博文、以下「wevnal」または「同社」)は、株式会社Spider Labs(本社:東京都港区、代表取締役社長:大月聡子、以下「Spider Labs」)の提供するSpider AFの不正購入検知サービスと「BOTCHAN Payment」の機能連携を行い、不正購入をリアルタイムで検知し購入を阻止する機能の提供を開始した。

初回購入の30%以上を不正として検知

wevnalは、Spider Labsの提供するSpider AFの不正購入検知サービスと「BOTCHAN Payment」の機能連携を行い、不正購入をリアルタイムで検知し購入を阻止する機能の提供を開始した。また同リリース公開前に機能を提供した事業者においては、初回購入の30%以上を不正な目的での購入として検知し、この注文の購入阻止を実現したとしている。

アドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウド(広告不正)を検知・ブロックするツールとなっている。アドフラウドは最大で広告費の40%発生している一方、発見することが難しいことから、定期的な検査が必要となっている。また同社はSpider AFについて、アドフラウドの被害額の無料診断が可能となっており、手軽にアドフラウド対策を行えるようタグ設置だけで自動で検知・ブロックすることができるとしている。

導入事例と実績

導入事例と実績

同社がまとめるSpider AFの不正購入検知サービスの導入事例と実績については次の通りだ。

◆導入の背景:大量の不正注文に悩みを持つ

今回、匿名で導入事例に協力した企業は、リピート通販事業を運営している。初回キャンペーン価格にて商品提供する定期通販モデルを採用しており、転売を目的とする初回購入を行うユーザーの対応が課題だった。Spider AFを導入する前は、毎日工数の掛かる目視での不正購入の確認作業や、転売目的の獲得にもアフィリエイト報酬を支払うことになるという課題もあった。

◆実績:全体の注文数の34%を不正として検知し、購入阻止を実現

Spider AFのリアルタイムブロックを提供後、3カ月で全体注文数の34%にのぼる不正注文をリアルタイムで検知し購入阻止を実現した。また、不正購入の対策を行う時に、不正検知数が多い媒体を確認することで、質の低い広告媒体から予算をアロケーションするなどの広告効果改善に貢献。結果として転売目的のユーザーからの不正購入を削減し、本当に商品を求めている顧客だけに商品を提供することが可能となった。

後を絶たない不正購入に立ち向かう

不正購入は、アフィリエイト広告などから発生することもあり、成果報酬の広告費がかかるにも関わらず本来の顧客を獲得できないという課題がある。この課題を解決すべく、同社は「BOTCHAN Payment」の利用者に対し「Spider AF」を利用しリアルタイムで不正購入を検知し、購入を阻止する機能をリリースしたのだ。

先述のように今回の連携機能リリースに先立ち、初回割引商品の転売目的による不正購入を課題とするリピート通販事業者に同機能を提供している。結果として、初回購入全体の30%以上を不正購入と検知し、リアルタイムでの購入阻止を実現したとしており、確かな成果を示したようだ。ますます巧妙化するECでの不正購入を前に、同ソリューションの活躍の場が広がることになりそうだ。


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