三友通商と関通が「食品向けワンストップ物流サービス」の協業を開始 食品市場のECに化率向上と物流課題解決を目指す
株式会社関通(以下:関通)は、運輸や倉庫業を手掛ける三友通商株式会社(以下:三友通商)と「食品向けワンストップ物流サービス」の協業を開始する。
食品市場のECは今後大きな成長が見込まれる
現在、食品や飲料、酒類の市場規模は最大規模となっているが、EC化率は3.77%と低く、今後大きな成長が見込まれている。
また、食品の冷凍冷蔵の配送は、冷凍食品の技術向上が著しく向上している一方、温度管理が必要な配送においてはドライバー不足や配送リードタイム、インフラの依存などの課題を抱えている。
こういった状況に対し、三友通商と関通が協力して取り組むことで、様々なソリューションの提供を実現する。
◆各業種の市場規模とEC化率の推移
スムーズな物流サービスが提供可能
現在、関通へ冷凍冷蔵の問い合わせが増加しており、倉庫はほぼ満床になるなど、多くの引き合いがある状況だという。
三友通商は、冷凍冷蔵の輸送インフラや冷凍冷蔵倉庫のキャパシティー、関通は庫内オペレーションのノウハウやWMS等のシステムを強みとしている。両社の強みを掛け合わせることで、三友通商では、既存顧客のEコマース対応の実現、関通では冷凍冷蔵での共配網の構築など、幅広い顧客に対して冷凍冷蔵物流サービスの範囲を拡大させる。結果として、様々なニーズに対応できる体制を整え、スムーズな物流サービスが提供可能になるだろう。
食品関連のEC化率はまだまだ低いが、今回の協業によってさらなる市場規模の拡大が期待できる。物流業界が抱える課題も解決しながら、食品市場の活性化にも繋がる「食品向けワンストップ物流サービス」の取り組みに注目だ。