2023年スマホ決済サービス満足度調査 総合1位のサービスとは?
実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で顧客満足度調査を実施する株式会社oricon ME(本社:東京都港区 代表取締役社長:小池恒、以下:同社)は、『スマホ決済サービス』についての満足度調査を実施し、2023年9月1日14時にその結果を「オリコン顧客満足度®」公式サイト内にて発表した。
モバイルSuicaが総合1位に
同社の調査は、2020年から開始し今回で4度目。QRコード、バーコード、非接触型決済などのスマートフォンを利用したキャッシュレス決済(以下、スマホ決済サービス)を1週間に1回以上利用する人で、1ヶ月以上継続利用している人を対象に、最もよく利用しているスマホ決済サービスについての満足度をインターネットにて調査している。
同社の調査によると満足度の高い順に、モバイルSuica(72.7点)PayPay(72.4点)楽天ペイ(72.1点)が続いた。1位のモバイルSuicaについては、今回初の総合1位となる。特に決済のしやすさ、アプリの使いやすさが受賞理由のようだ。年代別では30代から50代の満足度が高い。
※出典元:オリコン顧客満足度®
モバイルSuica 東日本旅客鉄道株式会社の担当者は「これまでの調査でも利用のしやすさで高く評価いただいておりましたが、駅で券売機に立ち寄ることなくチャージでき、アプリを起動せず、かざすだけでスピーディーに決済できることにより、快適に鉄道やバス、お買い物でご利用いただける点をご評価いただけたものと受け止めております」とコメントしている。
給料デジタル払い 利用したい会社員は20%程度
キャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化を背景に、厚生労働省は2023年4月から決済アプリや電子マネーで給与を受け取れる賃金のデジタル払いを開始している(※1)。2023年4月から資金移動業者(〇〇Payなど)が厚生労働省大臣への指定申請開始。申請通過した後は各事業所で労使協定を締結し、その後賃金のデジタル払いが開始される。
※出典元:https://life.oricon.co.jp/rank-smartphone-payment/" target="_blank">オリコン顧客満足度®
同社の調査によると給与デジタル払いを利用したい会社員は20%程度にとどまった。一方で2022年のキャシュレス決済額は111兆円(36.0%)と右肩上がりで年々上昇している(※2)。キャッシュレス決済額が伸びていくなか、給与デジタル払いも浸透していくのか今後の動向が気になるところだ。
※1出典元:労働者・雇用主の皆さまへ 賃金のデジタル払いが可能になります!(厚生労働省)
※2出典元:2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)
調査概要
■定義:QRコード、バーコード、非接触型決済などスマートフォンを利用したキャッシュレス決済を提供する企業
■サンプル数:4,396人
■調査方法:インターネット調査
■調査期間:2023/04/26~2023/05/12
■調査対象者
性別:指定なし
年齢:18~84歳
地域:全国
条件:以下すべての条件を満たす人
1)1週間に1回以上、スマホ決済サービスを利用した人
2)1ヶ月以上継続利用した人
※ただし、過去1週間以内に実店舗やネットショップでの決済を行っていない人は除く
■調査主体:株式会社oricon ME