廃棄ロスを減らす「Go Ethical」累計廃棄削減数が100万個達成
BtoCインターネット通販サービス「LOHACO」(ロハコ)内で展開する商品廃棄ロス削減を目的とした取り組み「Go Ethical」。その累計廃棄削減数(※1)が100万個を達成したことが発表された。
商品廃棄ロス削減を目指すアスクルの取り組み
アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃、以下:アスクル)が運営するBtoCインターネット通販サービス「LOHACO」内で展開する、商品廃棄ロス削減を目的とした取り組み「Go Ethical」の累計廃棄削減数が、2023年8月20日に100万個を達成。
「Go Ethical」 は、従来さまざまな理由でメーカー側で廃棄されていた商品を作り手であるメーカーと共創しながら、品質に問題のない商品を廃棄することなくアウトレット価格で販売する独自の取り組み。開始以降、46ブランド/メーカーが参画し、2023年8月20日時点での累計廃棄削減数は、1,012,263個となったという。
「Go Ethical」で顧客の環境配慮ニーズにも応える
2019年11月に開始された「Go Ethical」は、商品の廃棄ロスを削減するとともに、購入しやすい価格で販売することで新たな顧客の獲得も目指す「LOHACO」が考える“プロダクト・ライフサイクル”を理想の形にする施策。
同社のリリースによれば、小売店からの返品商品やメーカー廃番商品、メーカー出荷期限切れ等を理由に従来は廃棄されていた商品を「Go Ethical」で販売することで、ブランド価値を損なうことなく廃棄ロスを削減することが可能に。また、「Go Ethical」を通じて、サステナブルな暮らしやエシカル消費が広がる中での購買の選択肢として、顧客の環境配慮ニーズにも応えることができるとしている。
あわせて同社では、メーカーやサプライヤーとの共創をより一層強化し、今後はサプライチェーン全体での廃棄ロス削減に取り組み対象商品カテゴリーを拡大予定で、「Go Ethical」のBtoBでの展開も視野に入れ、世の中から少しでも無駄な廃棄を削減する活動を推進していく、という展望も伝えた。
アスクルは「今後も『エシカルeコマース』を目指し、「LOHACO」の強みであるメーカーとの共創を推進し、サステナブルな社会の実現に向けてお客様と社会の課題を解決する売り場づくりを目指す」とも。同社は今年7月の「2023年5月期 通期決算説明会」(※2)で「LOHACO」の通期黒字化を発表しており、今回の「Go Ethical」の成果は同サービスの好調さと、今後の方向性を示すひとつの事例と言えそうだ。
※1 2021年5月21日以降に販売した「Go Ethical」対象商品の販売数量を出荷実績をもとに集計
※2 関連記事:アスクル、売上高および各段階利益ともに過去最高に BtoCサイト「LOHACO」も好調