「〇〇ペイで返金します!」は詐欺を疑って 国民生活センターが警告
ECサイトで購入した商品について商品の在庫切れなどを理由に返金を装い、キャッシュレス決済サービス(〇〇ペイ等)を通じてお金を騙し取る不正な手口が発生している。独立行政法人国民生活センターは「○○ペイで返金しますと言われたら詐欺を疑ってください」と注意を促した。
決済アプリを使った捏造返金依頼が増加中
国民生活センターは、決済アプリを使った捏造返金依頼が全国の消費生活センター等に寄せられていることを公表した。詐欺の手口としては、ECサイトで購入後に商品が届かず返金のために決済アプリのサイトに飛び、いつのまにか送金してしまうパターン。つい先日も、株式会社メルカリが同様の不正手口について注意を促していた(※1)。
※1関連記事:メルカリが注意喚起! QRコード決済での偽造返金依頼が発生…キャッシュレス決済で新たな不正手口
被害にあってしまったら
消費者へのアドバイスとして国民生活センターは、「ネットショッピングの代金を銀行振込しているにもかかわらず、返金は決済アプリで行うのは極めて不自然。『○○ペイで返金します』と言われたら詐欺を疑い、相手の指示に従ってスマートフォン等を操作することはせず、最寄りの消費生活センターや警察等に相談してください」としている(※2)。
ECサイトにおいて今後広がる可能性もあり、顧客に被害が及ばないよう啓発する必要がある。またトラブルに巻き込まれた時の顧客対応についても今一度見直し、周知しておきたい。
※2出典元:【新手の詐欺】「○○ペイで返金します」に注意!-ネットショッピング代金を返金するふりをして、送金させる手口-