ZOZOTOWNが受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更 置き配の選択が2倍以上、約70%が置き配に変わる

ECのミカタ編集部

ZOZOTOWN、受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更

株式会社ZOZO(以下:ZOZO)が運営するZOZOTOWNでは、商品注文時に顧客が選択する「受け取り方法」の初期設定を2023年9月28日より「あんしん置き配(玄関前)(以下:置き配)」に変更した。

約70%が置き配で配送されている

「受け取り方法」の初期設定を置き配へ変更することで、以前と比較して置き配の選択が2倍以上となった(※1)。また、置き配指定可能な注文のうち、現在では約70%が置き配で配送されているという。

なお、初期設定を置き配に変更後、はじめて商品を注文する顧客には、本変更について注文画面でポップアップにてお知らせし、周知を図っている。

※1:2023年9月1日から27日と、2023年10月1日から2023年10月13日のあんしん置き配対象注文のうち、あんしん置き配での受け取りを選択した比率を算出

◆置き配イメージ

配送ドライバーの負担やCO2排出量の低減

ZOZOは初期設定を置き配へ変更したことについて、以下のようにコメントしている。

「当社はこれまでも、商品に合わせた適正な梱包資材の選択や、複数回に分かれた注文を1つの注文としてまとめて配送する『注文のおまとめ』対象拡大による商品配送の効率化、ヤマト運輸株式会社のリレーションセンターの活用による幹線輸送の効率化など、容量圧縮による配送時の積載効率の向上に取り組んでまいりました。さらには、ヤマト運輸の『EAZY』導入による置き配の推奨、置き配の指定が可能な注文範囲の拡大など、お客様の利便性の向上とともに、再配達率の低下による配送ドライバーの負担やCO2排出量の低減にも取り組んでおり、本施策の導入によりさらなる効果を期待しています」。

働き方改革に関する法律適用を目前に控えた現在、「2024年問題」への対策が各社求められている。既に約70%が置き配へと切り替わっているということで、今後もその割合が増えることが期待される。物流負担、環境配慮といった問題に対応するためにも、再配達率の低下への取り組みは今後も強化されていくはずだ。


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