「BASE」が「予約販売 App」をアップデート 予約販売期間を最大8週間から1年に延長し、売上向上をアシストする

ECのミカタ編集部

ネットショップ作成サービス「BASE」が、「予約販売 App」をアップデート 予約販売期間が最大8週間から1年に延長!

BASE株式会社(以下:ベイス)が運営するネットショップ作成サービス「BASE」は、受注生産型の商品や一定の入荷期間が必要な商品を先行販売し、予約注文を受け取れる拡張機能「予約販売 App」を10月19日にアップデートした。

予約販売期間を最大8週間から1年に延長

「予約販売 App」は、拡張機能「BASE Apps」のひとつであり、受注生産型の商品や海外からの買付け等で一定の入荷期間が必要な商品を先行販売し、予約注文を受けられる機能である。

売上向上のアシストを目的にした今回のアップデートによって、最大8週間だった予約販売期間を1年に延長し長期の予約販売が可能となった。

今回のアップデート概要は以下の通り。

◆対象:「BASE」を利用するネットショップ
◆費用:無料(※1)

※1:2024年春頃を目途に有料での提供を予定しており、詳細は今後アナウンスされる

長期予約販売の利用方法

◆「予約販売 App」の設定で、長期予約販売をしたい商品を選択

◆発送開始予定日欄にて、発送開始予定時期の月と目安日程を「上旬」「中旬」「下旬」より選択。

一例として、2023年10月中に商品の予約設定をした場合、最長で可能な選択時期は「2024年9月下旬」となる。

現在、長期予約販売商品は、Webブラウザからの購入のみ利用可能。今後は「Pay ID」アプリからの購入でも利用できるようアップデート予定としている。

また、長期予約販売商品はクレジットカード決済のみ対応しているが、後払い決済サービス「あと払い(Pay ID)」でも利用できる見込みだ。

過剰在庫を抑えたサステナブルな経営が実現する

「予約販売 App」が8週間から1年間に延長されたことで、事業者はより一層幅広い商品を取り扱うことが可能。受注数を把握した上で仕入れや制作作業に入ることができるため、過剰な在庫を抱える不安もなくなる。

販売期間が限られる季節やイベント限定商品の場合も、予約期間を長く設定できるため、より一層の売上向上に繋がるはずだ。さらに、「BASE」の予約販売機能は、商品発送後に決済確定となるため、購入者視点でも安心して利用できる。

受注生産は丁寧な商品作り、適切な在庫維持、そして顧客ニーズにマッチした商品提供など売り手と買い手の両者にとって多数のメリットが存在する。また、無駄が発生しないことからサステナブル経営といった面でも大きな意味を持つだろう。

商品を注文した翌日、場合によっては当日に到着することが当たり前の時代において、1年近いリードタイムを楽しめることは贅沢なことかもしれない。「大量生産、大量消費」という形態から今後は「必要なものを必要な分だけ」といった社会に切り替わっていくことも考えられる。今回期間が延長された「予約販売 App」によって、どのような商品が展開されることになるのか注目だ。


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