「EC事業担当者にきく集客施策の実態」について 約9割の担当者が集客に課題を感じており、約5割が「効果が出ない」と回答
株式会社リンクアンドパートナーズ(以下:リンクアンドパートナーズ)は、EC事業担当者(施策運営や全体管理を担当)1006名を対象に、「EC事業担当者にきく集客施策の実態」に関する調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
集客効果が出ないことに課題を感じる
「EC事業において、集客に課題や悩みはありますか?(新規、リピート含む)」については、「ある」が89.0%を占め、大多数が集客に悩みや課題を感じていることが判明。
「具体的な悩みについて教えてください(複数回答可)」については、上位から「効果が出ない」が50.2%、「予算がとれない」が39.2%、「次の集客施策が決められない」が31.8%という回答になった。
リスティング広告が最も実施されている
「現在行っている集客施策について教えてください(複数選択可)」については、上位から「リスティング広告」が32.1%、「SNS・LINE広告」が31.6%、「SEO対策」が27.2%という回答になった。
また、「試したことはないが、できるならやりたいと思う集客施策を教えてください(複数選択可)」という質問に対しては、上位から「SNS・LINE広告」が20.9%、「アフェリエイト」が20.0%、「SEO対策」が18.8%という回答に。
上記回答と照らし合わせると、「SNS・LINE広告」については実施しているか否かが二極化していることが伺える。加えて、多くの事業者が「リスティング広告」を集客施策として選択している状況も読み取れるだろう。
ECサイトへの集客施策は困難である
ネット購入が主流になりつつある現在、顧客は数多くのECサイトの中から目的の商品を購入している。
商品の付加価値やECサイトのクオリティも重視されるが、販売元であるECサイトへの集客が上手くいかなければ、売上を拡大させることは難しいといえるだろう。
本調査では約9割にものぼる担当者が「集客に課題や悩みがある」と回答。具体的な悩みとしては「効果が出ない」、「予算がとれない」、「次の集客施策が決められない」といった内容が上位に並ぶ結果に。このことは、ECサイトへの集客がいかに困難であるかを物語っているといえるだろう。
実施している施策、やりたいと思う施策においても重なる点が複数存在していることから、EC事業者間においてノウハウの差が生まれていることも考えられる。今後も伸長が想定されるEC市場の中で、一層の売上向上を目指す場合、効果的な集客施策は必至となる。課題を早急に解決するためにも、トライアンドエラーを繰り返しながら、取り扱う商材に適した集客施策を確立する必要があるだろう。
調査概要
◆調査概要:EC事業担当者にきく集客施策の実態調査
◆調査期間:2023年7月27日~7月28日
◆調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
◆調査対象:EC事業担当者(施策運営や全体管理している方)
◆調査人数:1006人
◆モニター提供元:ゼネラルリサーチ
※:本記事に関する情報出典元:https://service.link-ap.com/