商品購入時における情報収集に関するアンケート調査 インターネット検索が62%と全体で最多、若年層はSNSの活用に積極的か

ECのミカタ編集部

約8割の人がオンラインで商品を購入する際にネットで情報を検索すると回答!SNSや動画サイトを情報収集に利用している人も

「afb(アフィビー)」の開発運用をおこなう株式会社フォーイット(以下:フォーイット)は、全国の10代~60代までの男女500人を対象に情報収集に関するアンケートを実施し、年代別・男女別等の特徴についてまとめた。本記事では調査内容の一部を抜粋して紹介する。

調査概要

◆対象者:対象者:全国の18歳~69歳の男女
◆サンプル数:500人(※回答なし3人)
◆居住地:全国
◆調査方法:ネットリサーチ
◆アンケート実施日:2023年9月4日〜2023年9月15日

◆質問:オンラインで商品を購入する前に情報収集で1番利用する媒体は何ですか?

回答選択肢は以下の通り。

▷インターネット検索(公式・その他のサイトも含む)
▷YouTube
▷Instagram
▷X(旧Twitter)/Threads
▷TikTok
▷LINE(VOOM・ニュース・オープンチャット)
▷新聞・雑誌
▷テレビ・ラジオ
▷その他(※記入してください)
▷情報収集はしない

◆情報出典元:https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14075/

情報収集先はインターネット検索がトップ

オンラインで商品を購入する前に情報収集で1番利用する媒体について、最も多かった回答は「インターネット検索(公式・その他のサイトも含む)」で62.4%。次いで、「X(旧Twitter)/Threads」が8.3%、「You Tube」が7.2%で続くという結果になった。また、「情報収集はしない」という回答は9.5%にとどまっている。

年代別では、情報の網羅性がある「インターネット検索」がどの年代でも最も多くなったものの、その他のオンライン・オフライン媒体の割合は年代による差が見受けられる結果に。

特に10代や20代のZ世代では、SNS媒体から情報収集をしている傾向が強いことが見受けられる。特に、速報性の高いX(旧Twitter)、短い時間で情報を取捨選択できるTikTokやリール動画機能があるInstagramの回答率が高くなっており、Z世代の「タイパ(タイムパフォーマンス)」意識が伺える結果となった。

男女別ではInstagramの利用が顕著に異なる

男女別で見ると、最も差が大きかった項目は「Instagram」で、女性の回答率が男性を約7%上回る結果となった。Instagramは画像や動画などビジュアルに特化していることから、ファッションやコスメなど、視覚的要素が購買に繋がりやすい商品・サービスの情報収集に活用していることが考えられる。

未婚・既婚別で見ると、「インターネット検索(公式・その他のサイトも含む)」では、既婚の方の回答率が約6%高くなった。家族により良い商品を安心して使ってほしいといった思いから、情報収集する人が多いことが考えられるだろう。

一つの情報源としてネットを活用する

本調査ではオンラインでの情報収集に関する実態が明らかとなった。およそ8割がネット検索を通じた情報収集を行っており、その使用媒体は年代や男女別で異なることも判明した。また、「新聞・雑誌」というアナログ媒体を利用した情報収集は、全体の0.6%とごくわずかとなっている点も注目すべきだろう。

ネット上では消費者のレビューから専門家の意見まで、幅広い情報を瞬時に確認できる。その一方で、膨大な情報からの取捨選択が難しくなっているともいえるだろう。2023年10月にはステルスマーケティングが法規制の対象となるなど、ネットユーザーが安心して情報を取得できる環境づくりが進められている。しかし、全てのネット情報を鵜呑みにするのではなく、あくまでも一つの情報源として活用すべきだろう。オンラインでの商品購入をスムーズにするためには、多方面から情報収集を行う姿勢が重要となるはずだ。


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