【法人・個人事業主向け】モノタロウが置き配サービスの開始を発表

ECのミカタ編集部

株式会社MonotaRO (本社:大阪府大阪市、代表執行役社長:鈴木雅哉、以下 モノタロウ) は、商品受け取り時のお客様の利便性向上と、配送ドライバーの負担を減らし、再配達時におけるCO2排出を削減する取り組みとして、2023年11月21日より、「不在時置き配サービス」を開始した。

不在時置き配サービスが利用可能に【法人・個人事業主のみ】

モノタロウは、不在時に玄関先など指定の場所に配達をする「置き配サービス」の提供を開始した。利用者は事前にマイページの登録画面でお届け先ごとに「不在時置き配サービスのご利用の可否」、利用する場合の「置き場所」を設定できる。注文時には、置き配設定を行ったお届け先を選択することで、不在時置き配サービスが利用だ。

サービス概要については下記の通り。

対象サイト
ECサイト「モノタロウ」
対象者
法人・個人事業主のみ(一般消費者のお客様は対象外)
置き配設定
PC表示のみ
対象エリア
宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県の14都府県(SBS即配便配送エリア)
対象配送会社
SBS即配便
ご指定可能な置き配場所
玄関、建物内受付/管理人預け、宅配ボックス、車庫、ガスメーターボックス、物置、その他の場所(指定の場所を別途入力可能)
対象外
お届け時にご在宅されている場合
置き配に対応していない配送業者(SBS即配便以外)によるお届け
置き配場所に置くことが困難な場合
一定の金額または重量を超えるご注文の場合
置き配サービスに対応していない商品(危険物など)の場合
定期注文・代金引換でのご注文の場合

初回配送完了率は平均約95%も、配送問い合わせ多数

置き配サービスを実施した背景として、アンケートによる置き配への要望があげられている。モノタロウの利用者にご注文商品の受取に関するアンケートを実施したところ、全体の約59%が「置き配を利用してみたい」と回答されたという。

取引先がBtoBのため、納品先には日中に従業員の方がいることが多く、注文商品の初回配送完了率は平均約95%と高い。しかし、受取方法に選択肢がないために人員を配置し直すなど負担があったようだ。

モノタロウはこれからも、様々な産業のお客様の「調達の効率化」に貢献すべく、納期の短縮と配送効率化、それに伴うCO2排出量の削減に取り組んでいくとしている。

再配達率の半減に向けて 法人向けECにも置き配普及か

2023年10月に我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議で発表された「物流革新緊急パッケージ」では、2024年度に不足する輸送力を補うため、再配達を現状の12%から6%に半減させる取組が進められている(※1)。

法人向け通販サイトでいえば、アスクルではすでに置き配が導入されている(※2)が、たのめーるやカウネットは原則直接受取となっている(2023年11月21日時点)。モノタロウの置き配サービス導入で、BtoB向け通販にも置き配の流れは今後広がっていくのではないだろうか。

※1出典元:物流革新緊急パッケージ
※2参考元:非対面受取りサービス(置き場所指定配送)ご利用時の注意事項


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