高島屋が「バーチャルマーケット2023 Winter」に独立ブースを初出展 メタバース接客を通じて国産酒を世界中に訴求
株式会社髙島屋(以下:高島屋)は、「バーチャルマーケット2023 Winter」に独立ブースを出展することを公表した。
アバターを通じたメタバース接客を実施
髙島屋は「ジャパニーズSAKE祭」と題し、バーチャル会場の1つである「パラリアルロンドン」にて、バイヤーセレクションによる30種類の国産酒を展示販売する。
ブース内では、バーチャルマーケット特別出品のお酒も用意し、バイヤー歴10年以上のベテランバイヤー達によるメタバース接客も実施。リアル店舗に行かなくても、ベテランバイヤーによる接客を受けながらの買い物が可能となる。
その他、アンケートの回答やブース内で撮影した写真を投稿すると、抽選でタカシマヤギフトカードが当たるプレゼントキャンペーンも実施予定。海外からも注目される国産酒を、メタバースを通じて国内外のデジタルネイティブ層に紹介するとしている。
※商品の販売は全て髙島屋オンラインストアとなる
その場でECストアへユーザーを遷移させる
「産地や造り手までみえる日本だからこそ、全国各地の蔵元や蒸溜所を知ってもらい、『ストーリーや造り手を知ったうえで良いものを購入したい』という今の消費ニーズに応えたい」、「日本酒や焼酎はもちろん、ワインやウイスキーまで、海外からも注目される国産のお酒をお届けしたい」などの思いから今回、初の独立ブースを出展する高島屋。「バーチャルマーケット2023 Winter」への出展内容について、以下のようにコメントする。
「ブース内では30種類の国産酒を3Dモデルで展示。産地や造り手などの情報がモニターに表示され、気に入ったお酒はその場で髙島屋オンラインストアに遷移し、ご購入いただけます。さらに、質問に答えていくことで、お好みのお酒が提案される『オリジナルお酒チャート』を、ゲーム感覚でお楽しみいただけます。また、最も品質が高いとされる『中取り』を1本ずつ直汲みした希少な日本酒や、数量限定発売かつ人気銘柄のため店頭で滅多にお目見えすることのないレアなウイスキーなどの特別品を、今回のVket会場でご紹介いたします」。
世界中の顧客へ国産酒の魅力を伝える
「バーチャルマーケット」は今年で5周年・通算11回目の開催となる、メタバース上にある会場でアバターなどの3Dアイテムや、洋服・PC・飲食物などのリアル商品を売り買いできる世界最大級のメタバースイベントだ。
3Dデータ商品の個人間売買を目的に始まったバーチャルマーケットだが、近年ではメタバース事業に参入したい大手企業によるリアル商品の販売も充実し、VRコマースの新たな可能性を創出し始めている。
今回、高島屋が出店するブースには豊富な国産酒が揃い、バイヤーによるオンライン接客が実施される。近年、日本酒を始めとした国産酒は世界中からの注目を集めており、輸出量を年々増加させている。アバターを通じた接客とECサイトでの販売を融合させることで、より多くの顧客にその魅力を伝えられるだろう。様々な可能性が広がるメタバースを通じたイベント動向に今後も注目したい。
バーチャルマーケット2023 Winter開催概要
◆名称:バーチャルマーケット2023 Winter
◆主催:VR法人HIKKY
◆会期
▷メタバース会場:2023年12月2日~17日
▷リアル会場:2023年12月16日〜17日
◆テーマ:Connect
◆企業出展会場:パラリアル渋谷・原宿/パラリアルロンドン/パラリアル沖縄
◆リアル会場:ヒンメルブラウ原宿、ワーフ原宿、UNKNOWNHARAJUKU、SHIBUYA109渋谷店頭イベントスペース、Shibuya Sakura Stage他、渋谷・原宿の街の施設や店舗でもコラボコンテンツを実施