高島屋公式ECサイトが『WorldShopping BIZ』を採用

ECのミカタ編集部

株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義)は、髙島屋グループが運営する「髙島屋オンラインストア」「タカシマヤファッションスクエア」の2サイトにおいて、JavaScriptタグ1行で越境EC対応を実現するサービス『WorldShopping BIZ』を2022年1月より提供を開始した。

世界125ヵ国に向けての海外販売対応が実現

髙島屋オンラインストアは、創業190周年を超え、国内15・海外4の百貨店を有する「髙島屋」の公式オンラインストアだ。またタカシマヤファッションスクエアは、大人のための高感度ファッション通販サイトで、髙島屋取扱いブランドをはじめ、セレクトショップの商品も豊富に取り揃えている。

「髙島屋オンラインストア」、「タカシマヤファッションスクエア」は、海外販売(越境EC)対応のパートナーとして、多言語対応、海外決済、海外配送を一気通貫で行うジグザグの『WorldShopping BIZ』を採用。これにより、特別な開発や運営オペレーションの変更を一切伴わずに、世界125ヵ国に向けての海外販売対応が実現する。

髙島屋オンラインストアでは、店舗でウインドーショッピングを楽しむ感覚でサイト内を楽しく回遊できるよう、衣食住のジャンルをまたいだライフスタイル型の商品提案を強化するとともに、髙島屋バイヤーが厳選した商品を豊富に取り揃えている。 『WorldShopping BIZ』ではリビング・ホビー、ファッション、ベビー・キッズのジャンルを中心に展開するとしている。

WorldShopping BIZ概要

WorldShopping BIZ概要

『WorldShopping BIZ』は、海外販売をはじめたい幅広い事業者に対して、多言語対応・海外決済・海外配送までを一気通貫で提供する、ウェブインバウンド・越境EC対応サービスだ。

◆主な機能

・多言語対応 ・・・海外IPアドレスとブラウザ言語を識別し、海外ユーザーに最適化された「多言語ナビゲーション」「かな入力が不要なフォーム」などを表示させ、WorldShopping専用カートで注文を受け付ける。

・海外決済  ・・・主要クレジットカード、Paypal/銀聯カード/Alipay/AmazonPayなど多様な決済手段に対応している。

・海外配送 ・・・インボイスの作成、国際郵便の手配をWorldShopping(ジグザグ社)が行う。

・その他・・・カスタマーサポートもWorldShopping(ジグザグ社)が行う。

「ウェブインバウンド」活性化を支援

「ウェブインバウンド」活性化を支援

WorldShopping BIZ 導入に関すて各社から次のようなコメントが出されている。

(株)髙島屋EC事業部営業推進担当、佐久間良枝氏

「コロナ禍において、訪日外国人によるリアル店舗のインバウンド需要が大きく落ち込む中、ECの重要性がさらに高まっています。現状髙島屋オンラインストアでは海外からのご注文は日本国内届けに限られるなか、本サービスの導入により、新型コロナウイルス感染拡大の影響で訪日することができない海外のお客様のニーズに応えてまいります」

株式会社ジグザグ代表取締役、仲里一義氏

「コロナ禍で失われたインバウンド消費は『本当は欲しい人がいるのに、直接は買えない状況』とも言い換えることができます。そして、その課題を解消するのはインターネット、そしてECだと考えています。新たな販路を切り開く挑戦となる『ウェブインバウンド』の活性化を支援するべく、海外販売のパートナーとして努めてまいります」

百貨店業界は、かつてはEC化が特に遅れている業種と言われてきたが、いまやそれも過去のものともなりつつある。スーパーマーケットや大型モールなど、他の小売大手がひしめくなか、あえて「百貨店で買う理由」を探す旅は、けして平坦ではないが、本来、百貨店は高品質な商品の取り扱いではアドバンテージがある。そのアドバンテージが越境ECという翼を得て、世界の顧客へとつながる今回の施策は、百貨店の新たな可能性をさらに広げることになりそうだ。

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