クリスマスは家で過ごす or 特に意識しない EC売り上げへの影響も?【クリスマスの過ごし方調査】
株式会社フォーイットが全国の男女500人を対象にクリスマスに関するアンケートを実施。「クリスマスをどのように過ごすか」について、年齢や居住地域などによる傾向が読み取れる興味深い調査結果となっている。
全体1位は「家で過ごす」。「特に意識しない」は24.8%
アウトドア総合情報サイト「TAKIBI」を運営する株式会社フォーイット(以下、フォーイット)は、全国の10代~50代までの男女500人を対象にクリスマスに関するアンケートを行い、その結果を公表した。「クリスマスはどのように過ごしますか?」という質問に対する回答を【全体】【男女別】【年代別】【居住地域別】にまとめており、それぞれの属性による違いが見える結果となった。
まずは【全体】から見ていこう。最も多かった回答は「家で過ごす(パーティ、プレゼント交換等)」で29.2%、次いで「家族で出かける(15.8%)」「恋人と出かける(10.4%)」と続くが、「特にクリスマスは意識しない」と回答した人も24.8%いた。
次に【男女別】では、「家で過ごす(パーティ、プレゼント交換等)」が男性=22.4%に対し、女性=36.0%で13.6%の差。また「特にクリスマスは意識しない」が男性=28.0%に対して女性=21.6%と、その傾向に差があった。
「家で過ごす」が最も少ないのは20代 居住地域でも違いが
続いて【年代別】では、「家で過ごす(パーティ、プレゼント交換等)」と回答した人の割合が、10代は20代より多かったものの、20代から50代へと年代が上がるにつれて増加。また、30代ではそれを「家族で出かける」が29.0%で上回った。フォーイットのリリースでは「この年代では、小さな子どもがいる方も多いと考えられ、家族の思い出としてイベントやイルミネーションを楽しむ方が多いことが推察される」としている。
最後に【居住地域別】では「家で過ごす(パーティ、プレゼント交換等)」「家族で出かける」「恋人と出かける」「友人と出かける」を合計すると、南のエリアほど比較的高い傾向を示した(※)。同社のリリースでは「気温が高くあまり雪が降らない地域では、“冬”を体感するためにクリスマスなどの行事に積極的に参加する傾向があるのかもしれません」と分析している。
※4つの回答の合計は以下。北海道・東北:56.7%、関東:57.8%、中部:64.5%、近畿:62.3%、中国・四国:79.1%、九州・沖縄:80%
感謝祭後のブラックフライデーを経て、12月に入ればクリスマス商戦も大詰め。今回公表された調査結果は、特に食品やギフトを扱う関連事業者にとってひとつの傾向として押さえておきたい情報ではないだろうか。
調査概要
■対象者:18歳~59歳の男女
■サンプル数:500人(各年代100人ずつ)
■居住地:全国
■調査方法:ネットリサーチ
■アンケート実施日:2023年10月30日 ~ 2023年11月12日
■出典元:https://www.takibi-reservation.style/media/fieldreport/kanto/48341/#t1