PayPay、お得な店舗をマップで探せる「近くのおトク」を追加 位置情報からクーポンやキャンペーン情報の取得が可能に
PayPay株式会社(以下:PayPay)は2023年12月6日より、キャッシュレス決済サービス「PayPay」に、お得な情報が地図上に集約される「近くのおトク」を新たに追加した。
位置情報や住所からのエリア検索が可能
「近くのおトク」には、各種キャンペーンや「PayPayポイントアップ店」に加えて、「PayPayクーポン」や「PayPayスタンプカード」「PayPayチラシ」など、特典を実施しているの店舗情報を探せる機能を搭載した。それぞれの詳細については以下の通りとなる。
◆「PayPayクーポン」「PayPayスタンプカード」「PayPayチラシ」を実施中の店舗
上記サービスを通して「PayPayポイント」または店舗独自の特典を付与している店舗情報を検索できる(※1)。
◆各種キャンペーンを実施中の対象店舗
自治体と連携して実施するキャンペーンやPayPayまたは加盟店が独自に実施するキャンペーンなど、すべて(※2)のキャンペーンから特定の種類を絞り、対象店舗を検索できる。
◆位置情報およびエリア、またはストア名からお得な店舗の検索
位置情報を連携しているユーザーがいる場所から、位置情報を連携していないユーザーは住所や駅名などエリアで検索し、お得な店舗を検索できる。なお、これまで同様に、「PayPay」で決済できる全ての加盟店の表示も可能。
※1:「PayPayチラシ」は店舗情報の閲覧のみで、ポイントや特典の付与されない
※2:一部対象外のキャンペーンあり
オンラインとオフラインの垣根を無くす
PayPayアプリでは、2018年10月のサービス開始当初より、位置情報から「PayPay」で決済できる店舗が地図上で探せる機能を搭載してきた。
また、ユーザーニーズに合わせて、自治体と連携して実施するキャンペーンの対象店舗や、店舗から独自に「PayPayポイント」が付与される「PayPayポイントアップ店」の情報が地図上で確認可能にするといった改善も実施。昨今では「PayPayクーポン」および「PayPayスタンプカード」の利用者数は、ともに1700万人を超えている(※3)。
今回PayPayに追加された「近くのおトク」は、実店舗利用を見当するユーザーに対してオンラインから直接訴求できる。従来、オンラインから取得できる情報と、実店舗といったオフラインは別々のものとして捉えられてきたが、OMO(Online Merges with Offline)の推進によって両者の垣根は無くなりつつあるといえるだろう。
「近くのおトク」機能は現在特許出願中となっており、より一層の拡充が期待される。顧客エンゲージメントをさらに高め、よりお得にかつストレスフリーな購買環境が実現するはずだ。今後の動向に注目したい。
※3:2023年10月時点