日本郵便、天候不良により北海道発着の配送遅延を発表 物量増加による配送遅延も継続中
2023年12月7日、日本郵便は天候不良の影響に伴う配送遅延を発表した。北海道発着の荷物が対象で2023年12月8日16時時点では情報更新がされていない。EC事業者は引き続き取引先や顧客に情報提供するとともに、配送状況の確認を心がけたい。
北海道発着の荷物、天候不良により1日遅れ
日本郵便(以下、同社)が2023年12月7日19時に発表した情報によれば、北海道(〒00、04~09)発着の荷物について天候不良の影響で1日遅れが生じているという。
■北海道(〒00、04~09)⇔東北地方(〒01~03・96~99)
全ての商品で1日遅れ
■北海道(〒00、04~09)⇔関東・信越・北陸・東海・近畿地方(〒10~67・91~95)
ゆうパック(保冷を含む)、ゆうパケット(クリックポストを含む)、航空輸送しない郵便物・ゆうメールで1日遅れ
■北海道(〒00、04~09)⇔中国・四国・九州地方、沖縄県(〒68~90)
ゆうパケット(クリックポストを含む)、航空輸送しない郵便物・ゆうメール・ゆうパックで1日遅れ
対象の地域でかつ、日本郵便で配送予定の事業者は、取引先または顧客に遅延の旨を合わせて伝えておきたい。
物量増加による配送遅延も
天候不良も心配だが、EC事業者としては物量増加による配送遅延も気になるところだ。日本郵便に関しては、物量増加に関する情報は2023年12月8日時点で特に発表されていない。一方で、物量増加に関する配送遅延を発表しているのが、佐川急便(※1)とヤマト運輸(※2)。具体的な日数は明記されておらず、11月から開始された各社の年末商戦セールにより物量が増加したのではないかと推測する。日本郵便も今後物量増加による、配送遅延の可能性は大いに考えられる。
また、高速道路の夜間通行止めの影響により山梨県、長野県の一部も2023年11月27日から12月11日まで、半日から1日程度の配送遅延を発表している(※3)。物流が要のEC事業者にとって、遅延情報は欠かせない情報だろう。ECのミカタでは、定期的に各社の遅延情報を追っていく。
※1:関連記事:佐川急便、物量増加に伴う荷物遅延を発表 年末商戦による物量増加も影響か
※2:一部地域におけるお荷物のお届け遅延について
※3【11/27-12/11】日本郵便、中央道の夜間通行止めの影響で郵便物・ゆうパックのお届け遅延を発表