「IT導入補助金2024」、ECサイト制作機能を有するソフトウェアは対象外! 制作を依頼するなら今のうち!

ECのミカタ編集部

中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金「IT導入補助金」。2024年も継続することが決まったが、ECサイト制作機能を有するソフトウェアについては制度変更に伴い、対象外となることが決まっている。このため、ECサイト制作での補助金申請を検討している場合は、17次締切分(2024年1月29日締切)が最終回となるので注意が必要だ。

IT導入補助金そのものは2024年も継続が決定

「IT導入補助金」は中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けたITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金。

EC事業者を支援するサービスを提供する企業の多くが、自社のITツール(ソフトウェア、サービス等)を事務局の審査を受けて登録し、活用しやすくなるようにしているので、EC事業者のみなさんもツールを導入しやすかったのではないだろうか。

そんな補助金だが、2024年も継続が決定。2023年の補助金対象となるITツールを提供していた企業で、IT導入補助金2024への移行希望がある場合、2024年1月15日までに「移行登録」を済ませれば、引き続き対象となる。

なお、
・「前期事務局にてIT導入支援事業者・ITツールの申請登録された方(~2023/7/10)」
・「後期事務局にてIT導入支援事業者・ITツールの登録された方(2023/8/1~)」
で移行登録手順が異なるので、確認していただきたい。

「ECサイト制作」機能を有するソフトウェアは対象外に!

一方、EC事業者として気を付けなければならないのが、2024年版は制度変更に伴い、「ECサイト制作」機能を有するソフトウェアについて、対象外となること。つまり、17次締切分(2024年1月29日締切)が最終回となるので、依頼するなら急がなければならない。

また、インボイス制度対応も確認してほしい。「IT導入補助金2023後期事務局」において、インボイス制度に対応していないITツールを登録している場合、当該ITツールの事前確認の受付を行ったとしても、「IT導入補助金2024」にてインボイス枠として申請することはできない。

事前確認にてインボイス制度に対応する機能を追加し、事務局の確認を経て登録が完了した場合は、移行登録を行うことで当該ツールを「IT導入補助金2024」のインボイス枠において申請が可能だ。また、移行登録後に変更申請よりインボイス制度に対応する機能を追加した場合においても、変更完了後よりインボイス枠に申請が可能となる。


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