IoT事業者に向けたプラットフォームをYahoo! JAPANが提供
ワイモバイルとも連携
ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は4日、来春よりIoT(Internet of Things)事業者の開発を支援するプラットフォームサービスの提供を開始することを発表した。
同プラットフォームはさまざまなサービスやAPIを公開し、IoT製品のハードウェア事業者に向けて、製品とウェブサービスの連携をしやすくする。
大手メーカーからスタートアップ企業と多くの事業者の製品開発や新規参入を支援し、オープンにインターネットにつながる製品とサービスが集まるプラットフォームを目指す。
このために公開するAPIはYahoo! JAPANの各種サービスだけでなく、国内外の多くのインターネット事業者からも協力を募っている。
その例としてワイモバイル株式会社(以下、ワイモバイル)と連携を図り、ワイモバイルショップにおいて、同プラットフォームを活用したIoT製品の販売、ワイモバイルのネットワークを活用し、IoT製品をインターネットに接続しやすくするといった仕組みを提供する。
IoTとは
IoTは昨今注目を集めている自動車、テレビや冷蔵庫などの家電製品、電化製品に限らないさまざまな製品をインターネットにつなげることで新しいサービスや価値を創出する製品をさす。
IoT市場規模は2020年には約350兆円に拡大すると見込まれており、対応する端末は300億デバイスにものぼると計算されている。
しかしIoT製品を生み出すには多様な開発技術が必要となり、スムーズな製品開発や新規事業者の参入に対して障壁となっている。
Yahoo! JAPANではこうした課題に対して、ITを使って人や社会の課題を解決していく「課題解決エンジン」として、現在はスマートデバイスでのサービス展開に注力し、今後もITの力を活用した「課題解決」を進めていく。