「バナーやSNSのPR」に関するアンケート調査 約5割がクリック経験あり、8割以上が商品やサービスに満足

ECのミカタ編集部

43.5%が、バナーやSNSのPRが気になりクリックして、そのサービスを実際に利用・購入したことが「ある」

日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、株式会社CREXiA(https://crexia.co.jp/)と共同で「バナーやSNSのPR」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
◆調査手法:インターネットでのアンケート
◆集計対象者:事前調査で「Webマーケティングに関する業務経験がある」と回答した全国の男女
◆集計対象人数:1000サンプル
◆調査期間:2023年12月31日~2024年1月9日
◆調査データ記事:https://trend-research.jp/21397/
※本調査データは「日本トレンドリサーチと株式会社CREXiAによる調査」より引用

52.3%がバナーや広告をクリック

「Webで見かけるバナーや、SNSのPRで気になってクリックしたものはあるか」について、52.3%が「ある」と回答。どういったバナーやPRをクリックしたかについては、以下のような回答が並んだ。

◆健康食品や化粧品のお試しの案内(30代・女性)
◆漫画広告(20代・男性)
◆ダイエット関係の商品(50代・女性)
◆借金減額(40代・男性)
◆洋服と、何%OFFの表記の組み合わせ(40代・女性)
◆「こんな人はすぐクリック」など、身体的に気になる事から誘導してくるやつ(50代・男性)

実際にクリックした人を対象に「その商品やサービスを実際に購入・利用したことはあるか」と質問。43.5%が「ある」と回答した。クリックした人の8割程度が、実際の購入に踏み切っている事実がうかがえる。実際に購入した商品、サービスについては以下のような回答が並んだ。

◆「洋服のバーゲン」きれいに見えたから。(30代・女性)
◆「ゲームや漫画などのサービス」その商品に他には出せない魅力があったから(10代・男性)
◆「自分の悩みに合った化粧品」悩みが解決しそうだった(50代・女性)
◆「自分が欲しかったジャンルの商品」知らなかった商品を知ることができてほしくなった(50代・男性)
◆「ゲームアプリや、洋服、アクセサリーなどの通販」自分の好みに合っていた。信用できそうだと思った(20代・女性)
◆「飲食店の新商品の情報」新しい商品との出会いだから(40代・男性)
◆「コスメ」わざわざ探して買うのが面倒だった(40代・女性)

バナーやPR経由での購入に84.8%が「満足」と回答

「バナーやSNSのPRなどに惹かれて商品やサービスを購入・利用した結果、どのくらい満足したのか」について質問したところ、84.8%が「満足した」と回答した。その理由については以下のとおり。

◆自分で探して買いに行く手間が省けたから。(40代・女性)
◆新商品をタイミングよく利用することができたいへん良い経験となった(40代・男性)
◆直ぐには買わずに細かいところを調べて納得出来た上で買うので、失敗はほぼありません。(30代・男性)
◆そもそも興味ないものはクリックもしないから(60代・男性)

偶然の出会いで満足したと回答する人もいる一方で、元々興味があった商品をバナー経由で購入した人、細かくリサーチする人など様々な理由が並ぶ。

回答全体として「不満」と答えた人は15.2%にとどまっており、全体的に満足度の高い顧客体験を提供しているといえるだろう。

バナー広告は潜在顧客に的確にリーチする

バナー広告は「視覚的な情報」からユーザーの購買意欲をかきたてる。訴求する商品、サービスのターゲットが絞り込めていれば、非常に効果の高い運用が期待できるだろう。

本調査の結果からも「探していた」「その情報を知っていた」「興味があった」など、バナー広告が想定するターゲットに対して的確にリーチしている状況が見受けられる。潜在顧客を掘り起こし、市場拡大に貢献しているといえるだろう。

「この商品やサービスなら、自分の悩みを解決してくれるかも?」と気が付いてもらい、自社商品、サービスを訴求するきっかけとしてバナー広告は有効となる。本調査内容を参考に、今後の施策を検討してみてはいかがだろうか。


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