「クロネコゆうメール」を全国で発売開始、2024年2月から クロネコDM便からの移行作業は?
ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、2023年6月19日に日本郵政グループと締結した「持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意」に基づき、2024年2月1日から法人向けの新たな投函サービス「クロネコゆうメール」を全国発売することを発表した。
クロネコゆうメール、2月1日から販売開始
ヤマト運輸株式会社(以下、同社)が提供する「クロネコゆうメール」は同社と契約している法人・各種団体・個人事業主が対象。1cm、2cmの厚みに応じた全国一律料金で、365日年中無休で集荷・持込に対応する。
集荷した「クロネコゆうメール」は日本郵便株式会社(以下、日本郵便)の配送網でお届け先の郵便受けなどに投函する流れだ。書籍・雑誌・商品カタログ・会報・各種マニュアル類などの冊子とした印刷物および、CD・DVD・ビデオテープ・カセットテープなどの電磁的記録媒体が配送可能としている(※1)。
実施背景として、23年6月19日に協業に関する基本合意書を日本郵政グループと締結したことにある。物流をめぐる社会課題の解決に貢献し、持続可能な物流サービスを推進していくことを目的とし、今回のクロネコゆうメールはその協業内容のひとつだ(※2)。
※1サービス詳細:クロネコゆうメールとは
※2出典元:日本郵政グループとヤマトグループ 持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意について
クロネコDM便からクロネコゆうメールへの移行手続きは?
今回の「クロネコゆうメール」発売開始に伴って、クロネコDM便は1月31日で取り扱いを終了する。気になるのが移行に伴う作業が発生するかどうかだ。ECのミカタでは、移行に伴う注意点をまとめた(※3)。
送り状の注文について
「クロネコゆうメール」のシール台紙および出荷票については、24年1月24日よりヤマトビジネスメンバーズ内「送り状・荷扱いシール・資材のご注文」から注文できる。
移行に伴い削除/利用できなくなるもの
・クロネコDM便用シール台紙および出荷票の注文履歴
・「送り状発行システムB2クラウド」内の送り状種類「DM便」表示
・「クロネコDM便」送り状の再発行
・ヤマトビジネスメンバーズの利用(AM0:00からAM7:00まで)
移行に伴う手続きは、自動更新のため特に行うものはないが、上記であげたようなクロネコDM便の履歴や送り状の再発行などができなくなるため、事前に対策をしておきたい。
※3:参照元「クロネコDM便」取り扱い終了と 「クロネコゆうメール」発売に伴う出荷についてのご案内