ハコベル、新たに日本郵政キャピタルの資本参画が決定 顧客へのソリューション拡大と運送会社/ドライバーへのサービス強化を加速
ハコベル株式会社(以下:ハコベル)は2024年1月23日付けで、日本郵政キャピタル株式会社(以下:日本郵政キャピタル)と資本提携(以下:本提携)を行った。
顧客へのソリューション拡大と物流現場へのサービス強化を目指す
物流のプラットフォーム「ハコベル」は、個人や企業への配送を行うラストワンマイルから、都市間の輸送などを行う幹線輸送まで全国の物流を支えるサービスを展開。2015年にラクスル社内で新規事業として開始、2022年にはセイノーホールディングスから出資を受け、ジョイントベンチャーとして運営をはじめた。
設立1年間で多くの取り組みやシナジーの創出を具現化し、2023年10月には業界標準となる真のオープンなプラットフォームを目指し、BtoB物流の山九株式会社、福山通運株式会社、日本ロジテム株式会社が新たに資本参画している。
今回、日本郵政キャピタルとの取り組みによってより一層のプラットフォームの質・量の強化を図り、顧客へのソリューション拡大と運送会社およびドライバーへのサービス強化を加速するとしている。
業界の課題解決、物流業界の持続的な発展を
本提携について、両社以下のようにコメントしている。
◆日本郵政キャピタル株式会社代表取締役社長 丸田俊也氏
「物流危機は、日本郵政グループにおいても非常に重要な問題であり、様々な方々と一緒になって取り組んでいく必要性を感じていますが、ハコベル株式会社の『物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る』というビジョンにご一緒させていただきたく、出資させていただきました。(中略)日本郵政グループはハコベル株式会社とともに、お客さまやパートナーに対する価値提供に貢献して行きたいと考えています」。
◆ハコベル株式会社代表取締役CEO 狭間健志氏
「このたび新たに資本参画いただく日本郵政キャピタル様との連携、協業を通して、お客様への提供価値・運送会社様へのサービスを強化することで、今後も2024年問題をはじめとする業界の課題解決、物流業界の持続的な発展を目指します」。
プラットフォームの質・量の強化に期待
日本郵政キャピタルは、日本郵政株式会社100%出資の主に投資業務を行う子会社だ。日本郵政グループのネットワーク、ブランド力等を活用して成長が期待できる会社への出資を行うことにより、中長期的なグループ収益の拡大を図っている。
一方、ハコベルは軽貨物を対象とした「ハコベル運送手配」といった、高品質かつ低価格な配送の仕組みを提供。一般貨物を対象とした「ハコベル運送手配PLUS」では荷主と全国の運送会社を繋ぎ、WEBアプリケーション上で自社の車両、協力会社の車両を管理し、配車、請求管理を行う機能と、ハコベル配車センターへの配車依頼を行う機能を備えている。
本提携によって一層のプラットフォームの質・量の強化、顧客へのソリューション拡大と物流現場へのサービス強化が期待できるはずだ。今後の動向に注目したい。