「通販・EC事業のビジネス成功に関する実態調査」2期以上連続で増収している事業者の9割以上が「商品コンセプト」を重視
ショッピージャパン株式会社(以下:ショッピージャパン)は通販・EC事業のビジネス成功に関する実態調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査概要:通販・EC事業のビジネス成功に関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2023年11月29日〜12月1日
◆有効回答:商品販売時に商品のコンセプトを決定して販売しており、2期以上連続で増収をしている通販・EC事業者の経営者・役員103名
◆情報出典元:shopee(https://shopee.jp/)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しており、合計しても必ずしも100とはならない
90%以上が商品コンセプトを重視する
「あなたは、商品を販売する上で、商品コンセプトをどの程度重視していますか。」(n=103)と質問したところ「かなり重視している」が60.2%「やや重視している」が31.1%という回答に。合わせて90%以上が商品コンセプトを重視していることが明らかとなった。
「かなり重視している」「やや重視している」と回答した方に「商品コンセプトを重視している理由を教えてください。(複数回答)」(n=94)と質問したところ「顧客目線で考えることができるから」が59.6%「方向性を保つことができるから」が53.2%「顧客が得られる価値を最優先で考えているから」が40.4%という回答が上位に並んだ。
「公式ウェブサイト」を通じたコンセプト訴求がトップ
「あなたは、商品コンセプトを決める前と決めた後で、商品売り上げが大きく変わった経験はありますか。」(n=103)と質問したところ「何度もある」が31.1%「数回程度ある」が47.6%という回答に。こうした結果から、いかに商品コンセプトが重要であることがうかがえるだろう。
また「あなたの企業で行っている、最もよく行う商品コンセプトの発信方法について教えてください。」(n=103)と質問したところ「公式ウェブサイト」が26.1%「SNS(X(Twitter)、Facebook、Instagramなど)」が21.4%と上位に並ぶ。自由度の高い公式ウェブサイトを経由することで、顧客に対して的確なコンセプト訴求が実現していると考えられる。
商品コンセプトの設定が増収の鍵を握る
「今後のEC市場において、商品コンセプトを決めることはどの程度重要視されていくと思いますか。」(n=103)と質問したところ「かなり重要視される」が54.4%「やや重要視される」が29.1%という回答となった。
本調査では通販・EC事業を増収という観点で成功させる上で、商品コンセプトの設定が重要であることが明らかになったといえる。ショッピージャパンは「近年台湾や東南アジアでも、商品コンセプトをしっかりと訴求している日本越境セラーが活躍している実態がある」とコメントしている。
このことからも、自社のビジネスを成功に導くためには、最適なコンセプトを設定できるかどうかが鍵になるといえるはずだ。本調査結果を今後の施策検討に活かしてみてはいかがだろうか。