フューチャーショップが「future M-App」の提供開始 CVRアップだけでなく、アプリとECサイトと店舗がつながる販促を実現

ECのミカタ編集部

フューチャーショップ、ECサイトとシームレスにつながるアプリを実現する「future M-App」を提供開始。

「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップ(以下:フューチャーショップ)は、「futureshop」で構築されたECサイトと連携して利用できるアプリプラットフォーム「future M-App」をオプションサービスとしてリリースした。

オンラインとオフラインの両方の視点からの販促が実現

今回リリースした「future M-App」は、アプリを開発した上で、オンラインとオフラインの両方の視点から全体の販促が実現する。主な特徴は以下の通りだ。

◆アプリとECサイト間の「自動ログイン」機能でCVRアップ
アプリからECサイトへ遷移する際、毎回ID/PASSの入力を求められることなく、スムーズなECサイトの閲覧を実現。ECサイト遷移時の離脱を減らし、アプリからECサイトへのCVR、EC売り上げアップに貢献する。

◆ECサイトに貯まった顧客情報を、アプリでそのまま利用できる
ECサイトの顧客情報を元に、顧客のアプリ内の行動分析が可能に。ECサイトとアプリ間で顧客情報を共有することで、会員IDやプロフィール、購買履歴などの切り口からセグメント配信も実現する。顧客の状況に合わせて、プッシュ通知やクーポン配布などの施策を実施できる。

◆ポイントシステムや会員証にアプリが連携し、より快適な購買体験へ
futureshop omni-channelなどで統合された顧客データと連携することで、共通化されたポイントシステムや会員ステージの機能をそのままアプリで活用出来る。

スマホECが市場をけん引

フューチャーショップは「future M-App」リリースについて、以下のようにコメントしている。

「アプリであれば、WEBブラウザ上では出来ない表現や機能性で、お客さまのブランドへの愛着を高めた上で、商品を買いやすいECサイトにシームレスに繋げることができます。さらに、実店舗・ECサイトとアプリを繋げ、顧客情報やポイントシステムを一元化することで、より快適な購買体験を提供することもできます。また近年の物販EC市場ではスマホECが市場をけん引しているという背景もあり、Z世代の約8割が、公式WEBサイトより公式アプリでの商品購入を希望しているというデータもあるほどです(※1)」。

コロナ禍における巣ごもり需要が一巡し、消費のリアル回帰が進む中で、既存顧客のファン化を通じて、単価アップやリピート率向上に注力することの重要性が高まっている。既存顧客との繋がりを深め、愛着を長期的に育てるための大きな選択肢として注目されるのがアプリの活用だ。

今回の連携によって「futureshop」または「futureshop omni-channel」を利用するEC事業者は、アプリの制作・運用によって店舗とECサイトを繋げることで、オンライン・オフラインの横断的な販促を実現できるようになる。これまで手が届かなった範囲や、チャンスロスを起こしていた顧客層へのアプローチが期待できるはずだ。

フューチャーショップはこれからも、EC事業者の「未来に向けたコマース戦略の創造」に貢献するとしている。「future M-App」の動向を含め、今後の展開に注目だ。

※1 出典元:Z世代の購買活動に関する実態調査(2022年)


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