エニキャリが「軽貨物車両リース事業」を開始 低価格・短期間が可能な個人でも法人でもリースしやすい仕組みを提供

ECのミカタ編集部

ラストマイル物流「エニキャリ」、2024年問題解消に向けて「軽貨物車両リース事業」を開始!不足する軽貨物ドライバー創出する、低価格・短期間が可能な個人でも法人でもリースしやすい仕組み

株式会社エニキャリ(以下:エニキャリ)は貨物軽自動車運送事業(以下:軽貨物運送業)の個人事業主・法人へ向け、中古軽貨物車両をリースするサービス「K-VANリース」を2024年2月1日より開始した。

軽貨物運送用の軽バンを最短1カ月から契約可能

「K-VANリース」は1年など一定期間の契約により毎月定額で軽貨物運送用の軽バン(中古車)を個人ドライバーが利用できるサービスである。初期費用はなく、軽貨物運送業の黒ナンバー届出費用など諸費用が含まれた月額プランにつき、気軽に軽貨物ドライバーを個人でスタートできる。主な特徴は以下の通り。

◆配送業務があることを基準とする独自の審査のため、個人事業主でも審査が通りやすい仕組み
◆車両リースに加えて、エニキャリ配送システムと配送案件の提供が可能
◆最短1カ月から契約可能なため、契約者のリスクを軽減
◆独自の中古車調達ルートのため、低価格での提供を実現
◆ベーシックプランとプレミアムプランの2種類から選択できる

リース費用は初期費用無料であり月額は17800円(※1)から、取扱車種はスズキ、ダイハツ、日産の中古軽バンだ。

※1:契約期間により月額が変動。月額には車両本体費用、黒ナンバー取得、自賠責保険、納車陸送費(納車エリアによって費用が発生する場合あり)などが含まれる。プレミアムプランでは故障時の修理費用や車検の法定費用、軽自動車税などが月額に含まれる

◆軽貨物運送に適した軽バン(イメージ)

軽貨物運送業への参入障壁を排除する

軽貨物運送業は普通自動車免許の保有者であれば個人事業主として開業できることから、誰でも始めやすい仕事として注目されている。一方、軽貨物車両は中古車でも50万円〜150万円程度の出費となるため、車両購入が開業の妨げとなっているといえるだろう。

また、個人の場合はリース審査が通らないというケースが散見される上、個人事業主として開業する際に既存カーリースの3〜7年という期間はハードルが高く、気軽に軽貨物個人事業主になることができないといった課題が指摘されていた。

エニキャリではこういった現状に対して、今回の「K-VANリース」事業の開始に至ったという。本サービスは物流の2024年問題やドライバー不足といった課題に対しても大きな影響を与えることが期待される。また、スキマ時間を有効活用した副業需要にも対応するはずだ。今後の動向に注目したい。


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