CMSのリプレイス、担当者の約6割がその理由として挙げたのは?
株式会社サイト・パブリス(以下:サイト・パブリス)が「CMSの選定に関する実態調査」を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査概要:CMS(※1)の選定に関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2023年12月18日〜12月19日
◆有効回答:直近1年以内にCMSのリプレイスを検討している担当者111名(※2)
※1:CMSは「Contents Management System」の略称。テキストや画像、レイアウト情報などWebページの構成要素を一元的に管理するシステムのこと
※2:構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない
◆情報出典:株式会社サイト・パブリス
リプレイスの検討理由はセキュリティ強化がトップに
「CMSのリプレイスを検討しようと思ったきっかけを教えてください」と質問したところ「セキュリティを強化したいから」が60.4%、「コストを削減したいから」が47.7%、「今の機能では不十分だと感じたから」が39.6%という回答が上位に並んだ。
また「現在のCMSの機能について抱えている課題を教えてください」と質問したところ「管理画面の表示が遅く、担当者のリソースを圧迫している」が55.0%、「基幹システムやSNSなど、データを一元管理できていない」が50.5%、「直感的に操作できない」が40.5%という回答に。
出典:CMSの選定に関する実態調査
約9割がリプレイスをする上での「不安がある」と回答
「リプレイス後のCMSに求める機能について教えてください」と質問したところ「表示速度の速さ」が58.6%、「自動更新の機能」が49.5%、「拡張機能の充実さ」が46.8%という回答となった。
出典:CMSの選定に関する実態調査
また「CMSのリプレイスをする上での、システムに関する不安はありますか」と質問したところ「かなりある」が27.0%、「ややある」が62.2%という回答となった。
出典:CMSの選定に関する実態調査
運用現場のリソースを削減しつつ、顧客満足度の向上が課題に
CMSは専門知識を必要とすることなく、誰でも簡単にWebサイトの構築から運用、管理が可能となるソフトウェアである。現在は数多くのCMSが存在しており、サイト規模や目的に応じた選択が可能となっている。
本調査ではリプレイスの検討理由として「セキュリティの強化」がトップにあがった。昨今の巧妙化する手口に対応するためにも、徹底した対応が求められるはずだ。
CMSリプレイスではセキュリティ面だけではなくコスト削減、機能強化、運用効率化など様々な機能を同時に実施できる。運用現場のリソースを削減しながら、顧客満足度を向上させるためにも適切なCMS導入を検討すべきだろう。