AnyChat、世界最大のメッセージングアプリ「WhatsApp」との連携開始
AnyMind Group株式会社(読み:エニーマインドグループ、代表取締役CEO:十河宏輔、以下「AnyMind Group」または「同社」)は、同社が提供する会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」とMeta社が提供する「WhatsApp」との連携を開始したことを公表した。
WhatsAppとの連携による新機能は
WhatsAppは、アジアをはじめとする北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、アジアなど世界中で利用されているメッセージングアプリ。デイリーアクティブユーザーは20億人にも上ると言われている(※)。AnyMind Groupは、WhatsAppとAnyChatの連携を開始したことにより、売上向上と顧客管理業務の効率化を実現し、EC事業者の成長に貢献するとしている。
連携による新機能は以下の通り。
◆リアルタイムチャット
お客様とリアルタイムでチャットコミュニケーションを行うことで、実店舗のような購買体験を実現します。お客様の潜在ニーズを導き出し、顧客満足度や購買意欲の向上をサポート。
◆CRM(顧客管理)機能
問い合わせ内容、購買状況に応じてのタグ付けやグループ化、またECプラットフォーム「Shopify」を活用されている場合は、過去の注文情報を参照したり、特定の注文の配送状況の確認なども可能。
◆誘導広告との連携
広告から流入した見込み顧客をサポートやFAQへスムーズに誘導することで、ブランドや商品に対するより深いロイヤルティを構築でき、ビジネスの可能性を広げる。
※:Meta社「2022年第4四半期決算 カンファレンス・コール」
越境EC事業者にとっては事業拡大のきっかけに
AnyMind Group Managing Director, Product Development 竹本龍司氏は以下のようにコメントしている。
「世界で広く使われているメッセージングアプリWhatsAppとの連携により、ブランド企業はこれまで以上に広い範囲で事業を拡大できるようになりました。AnyChatを利用することで、LINE、Instagram、Messengerを含む複数のチャットプラットフォームを効率的に一元管理できます。今後も当社は、ブランド企業やクリエイターがグローバル市場に進出し、展開するために積極的にサポートしてまいります」
日本でメッセージングアプリというとLINEが最も有名だが、世界で最も多く使われているメッセージングアプリというとWhatsAppになる。そのアクティブユーザーはLINEの約10倍の20億人といわれており、世界人口の30%以上が日常的に使っている計算だ。
まさに「世界最大のアプリ」であるWhatsAppとの連携は、AnyChatを利用する事業者、特に越境EC事業者にとっては事業拡大の大きなきっかけになるかもしれない。今回の連携による効果を含め、今後の動向に注目したい。