Amazonは2024年3月18日、神奈川県相模原市にAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンター（以下：FC）を新設することを発表した。

Amazonの持続可能な取り組みの推進にも貢献する

今回新設されるFCは相模原市で2拠点目、神奈川県では5拠点目となる。さらに、国内最大のAmazon Robotics（※1）を導入。紙袋自動梱包機などのテクノロジーを活用することで、安全に拠点を運営しつつ、Amazonの持続可能な取り組みの推進にも貢献するとしている。

◆FC詳細
▷所在地：神奈川県相模原市
▷延べ床面積：約15万㎡
▷商品保管容量：約150万立方フィート(ft3)
▷開設時期：2024年4月（予定）

本FCでは一日最大65万個以上の商品の出荷を実施。さらにエリアマネージャー、職場の安全・衛生管理者、商品の品質管理者、設備の保全管理者、テクノロジーを使って商品のピッキング・梱包・出荷作業などを担うポジションなど、さまざまな職種で数千の働く機会を創出するとしている。

※1：「Drive（ドライブ）」と呼ばれるロボットが「Pod（ポッド）」と呼ばれる専用の商品棚を移動させることで、働く人達の業務をサポートする。本FCは約3,000台のドライブと約35,000台のポッドを有する。

地域社会と連携しながら各地のビジネスを活性化

今回の拠点新設を受け、アマゾンジャパンオペレーション代表である、島谷恒平氏は以下のようにコメントしている。

「今回の新設により、新たに数千の働く機会を創出し、相模原市を中心に周辺地域の経済の発展に貢献できると考えています。このような地域への投資によって、Amazonで商品を販売する中小規模の販売事業者様に、これまで以上に幅広い種類の商品を保管いただけるだけでなく、全国のお客様に安全で迅速、かつ効率的に商品をお届けすることが可能となります。Amazonは、これからも地域社会と連携しながら各地のビジネスを活性化させ、日本の経済発展の支援に尽力します」

本FCの新設は、日本国内へ堅実かつ長期的な貢献を目指すAmazonの姿勢を示すものであるといえるだろう。また、Amazonは地域社会との定期的な交流を通じて、特に子供たちに向けた科学技術分野の学びの機会も提供するとしている。雇用を創出しつつ、地域発展にも繋がる可能性の高い本FCの動向に注目したい。