ECサイト未払いの4割が「うっかり」?未回収取引の解析
未回収取引検知レポート 2014上期
取引審査システム「O-PLUX」を開発・提供しているかっこ株式会社は、「ECサイトにおける未回収取引検知レポート 2014年上期版」をリリースした。それによると、未回収取引を起こした4人に1人が、支払期限を忘れがちなロイヤルカスタマーを含むリピーターによると分かった。
一部で繰り返し未回収が発生
今回発表のレポートでは、2014年1月1日から6月30日の6ヶ月分、ECサイトの後払い決済代金未回収について分析。その結果、未回収、またその疑いがある取引は全体の6%、過去に支払い実績のある顧客でも、未回収のリスクは4%、これは未回収全体の26%を占めている。
また、一部のユーザで繰り返し未回収が発生していること、特にDIY工具、バッグなど高額商品の取り込み詐欺と思われる取引が発生しているなど、期間、価格帯を変えて審査をすり抜けようとする手口が判明した。
不正アクセスを見抜く
同社の提供する「O-PLUX」は、消費者の氏名などが判明できない取引データを導入企業から取得し、過去に未回収となった取引の傾向や、ネガティヴ情報との類似性をリアルタイムに解析する。ネット通販取引の審査にかかる時間とコストの削減、審査精度の向上に貢献し、複雑化、巧妙化する不正手口にスピーディーに対応するネット通販の取引審査システムだ。