黒ナンバー車の共同使用が可能に? CBcloudが物流2024年問題対策に向けたサービスを開始
CBcloud株式会社(以下:CBcloud)は「ピックゴー黒ナンバー車共同使用」サポートプログラムを5月より展開する。
配送パートナーの仕事環境の改善を推進
CBcloudはこれまで、プロジェクト第1弾としてメンテナンス領域でのサポートとして、故障を予防するために必要なサービスメニューをパッケージ化した、ワンストップメンテナンスサービスの販売を実施。
プロジェクト第2弾では、これまで公的に代車が認められていなかったために発生していた「車両メンテナンスによって車が使えず、働きたくても仕事ができない配送パートナーの仕事環境の改善」に向き合った。
課題を解決するべく「貨物軽自動車運送事業適正化協議会」での議論を経て、事業用軽自動車の共同使用についての通達が国土交通省より発出された。この通達を受け、第2弾プログラムのリリースに至ったとしている。
配送パートナーの収入機会の増加につながる
プロジェクト第2弾となる「黒ナンバー車の共同使用プログラム」では、車両メンテナンスによって車を動かすことができず、収入機会が減少してしまうという課題を、CBcloudが保有する車両を代車として配送パートナーに一時的に提供することで解決するプログラムを開始。
安心して配送パートナーが自己所有車を車検や修理に出せる環境を整えられるこのプログラムは、配送パートナーの収入機会の増加につながるだけでなく、車両故障予防にもなるため、安全確保の強化にもつながることが期待される。
CBcloudは配送パートナー支援プログラムの一環として、安全運転を支援するプログラム等を検討。今後も配送パートナーが「仕事に安心して集中できる環境づくり」を続ける姿勢を見せる。
今回展開するプロジェクト第2弾は、物流の2024年問題にも貢献するサービスとして期待されるだろう。今後の動向に注目したい。