直近1年間でのECサイトの利用デバイスは? マイボイスコム調査
マイボイスコム株式会社(以下:マイボイスコム)は2024年5月29日、「オンラインショッピングの利用」に関するインターネット調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
◆調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
◆調査時期:2024年4月1日~7日
◆回答者数:9539名
◆設問数:7~9問、ローデータには約30項目の登録属性がつく
◆調査機関:マイボイスコム株式会社
◆出典元:オンラインショッピングの利用に関するアンケート調査(第20回)(マイボイスコム株式会社)
パソコンでの通販利用が77%を占める
通信販売利用経験者が、直近1年間に通販を利用した手段は「インターネット(パソコン)」が77.0%を占めた。「インターネット(スマートフォン)」は48.2%、男性10・20代や女性10~30代では各80%台に。
また、直近1年間に携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人のうち、10回以上利用した人は4割弱。特に女性の比率が高く、特に女性30~40代では「20回以上」が3割前後と利用頻度が高いことがうかがえた。
パソコン、スマホで異なる購入商品
直近1年間に、パソコンでオンラインショッピングを利用した人の購入商品は「食料品、飲料、アルコール」52.7%、「衣料品」42.9%、「書籍・雑誌・コミック」34.5%と並ぶ。
男性の上位3位は「食料品、飲料、アルコール」「パソコンなどコンピュータ関連機器」「家電製品、AV機器・カメラ、スマートフォン、携帯電話」、女性の上位3位は「食料品、飲料、アルコール」「衣料品」「化粧品、美容用品」となった。
一方、携帯電話・スマートフォンでオンラインショッピングを利用した人の購入商品は「食料品・飲料・アルコール」「衣料品」が各4割強、「靴・バックなど衣類小物、装飾品など」「生活用品」が各3割弱に。
パソコンで購入するものの順位と比較して、「靴・バッグなど衣類小物、装飾品など」「化粧品、美容用品」は上位、「家電製品、AV機器・カメラ、携帯電話、スマートフォン」「パソコンなどコンピュータ関連機器」「書籍・雑誌・コミック」は下位となる傾向が見受けられる。
ユーザー層に合わせた訴求が求められる
直近1年間にオンラインショッピングを利用した人に、ショッピングサイト利用時の重視点や購入する場面をヒアリング。回答は「送料が安い・無料」「商品価格」「豊富な品揃え」が6~7割という結果になった。
また、オンラインショッピングで購入する場面は「価格が安い」が63.9%、「たまったポイントで商品が買える」が42.9%、「クーポンやキャンペーンなどがある」「持ち帰りしにくいものを購入する」「配送料が割安」が各3割強に。
このことから「価格面」を重視しているユーザーが多いことがうかがえるだろう。
本調査では直近1年間でのオンラインショッピングは、約8割がパソコンを経由していることが明らかとなった。一方でパソコン、スマホそれぞれで購入される商品傾向が異なることも見受けられる。
ターゲットとするユーザー層に合わせたサイトデザイン、訴求が重要になるだろう。「価格」や「送料」といった面での対応も含めて、今後の施策検討に活かして欲しい。