Miraklは2024年5月28日、ワンクリックでマーケットプレイスやドロップシップ・プラットフォームへの商品掲載を生成AI主導で行う新機能「Catalog Transformer（以下：本機能）」を発表した。

商品情報のアップロードと統合作業を大幅短縮

本機能は、セラー（サプライヤー）のカタログ・オンボーディングの効率化を実現する新たなスタンダードを確立するものである。マニュアル作業で3カ月以上かかっていた商品情報のアップロードと統合作業を、わずか1日に短縮させる。

ワンクリックで400以上のMirakl搭載マーケットプレイス、およびドロップシップ・プラットフォームでの販売開始、一元管理が実現。浮いた時間で自社のビジネスインパクトへリソースを集中させることが可能となるだろう。

サポートされているカタログインポート方法は、ExcelやCSVからAPI、SFTP、そしてShopify、Adobe、Amazon、Salesforceを含むプラットフォームとの専用ターンキーコネクタまで多岐に渡るため、幅広い現場に対応。現在はベータ版として提供されており、年内に一般公開される予定だ。

AIがEコマースと小売業を変える

Miraklの共同創業者であり、共同CEOのPhilippe Corrot氏は以下のようにコメントしている。

「MiraklのCatalog Transformerは、比類のないデータの正確性と完全性、これまでにないスピード、無限に近い成長を実現し、プラットフォームの成長を果たす唯一の生成AI搭載テクノロジーです。（中略）Miraklはエコシステムを通じてプレーヤーにより大きなビジネスバリューをもたらすAIアプリケーションの提供に貢献します。AIがEコマースと小売業を変えると言うのは、まさにこういう意味です」

本機能によって、MiraklはMirakl Connectのマルチチャネル・フィード管理機能を強化し、ブランドとリセラーがMiraklで稼働するマーケットプレイスやドロップシップのチャネルを簡単に検索、統合、管理できる中心的ハブとして利用できるサービスの提供を目指す。

Miraklが進める施策は、Eコマースの成長を大きく加速させるだろう。EC業界において存在感を増し続けるAI技術の動向に引き続き注目、期待したい。