EC管理システムGoQSystem、楽天モバイルと連携 SMS配信が可能に
株式会社GoQSystem(以下:GoQSystem)が開発、提供する通販(EC)管理システム「GoQSystem」は2024年6月3日、SMS(※1)配信サービス「Symworld™ CPaaS SMS API(以下:本機能)」(提供:楽天モバイル株式会社)との連携機能をリリースしたことを公表した。
※1:Short Message Serviceの略称。メールアドレス宛ではなく、相手の電話番号宛に送るテキストメッセージを指す。
反応率の高いSMS配信が可能に
本機能によって、GoQSystemから注文者の電話番号へSMSを配信可能になる。SMSにはメールに比べて高い開封率と反応率があるため、以下のようなシーンで活用できるだろう。
◆支払い期限が近い未決済の注文者へ対して、必ず確認してほしい重要連絡をSMS配信する
◆歴の長いリピーターへ、特別なクーポンや限定商品の案内SMSを配信する
本機能の利用には、以下条件をすべて満たす必要があるため注意が必要だ。
◆GoQSystem有料プランの内いずれかを契約していること
◆「Symworld™ CPaaS SMS API」を契約していること
上記の条件を満たしている場合、GoQSystemからの追加料金なく本機能の利用が可能となる(※2)。
※2:「Symworld™ CPaaS SMS API」の利用は有料。初期費用、月額ともに0円、配信料金は1通あたり8.8円(税込)。
従来のメール課題を解決する
EC事業者が行う顧客対応は「注文お礼メール」「出荷メール」「レビュー依頼メール」など多岐にわたる。こうした業務は注文数の増加につれて複雑化、煩雑化してしまう。
GoQSystemはこうした業務に対する対応を進めてきたが、基本的にはメールを通じたやり取りがベースとなってきた。
こうした状況において「何度もメールを送っているのにご注文者からの反応が返ってこない」という課題が存在してきたという。この課題の原因としては以下のようなものがあげられる。
◆同じネットショップから何度もメールが来てしまうと、重要な連絡メールが多数のメールに埋もれて確認が漏れてしまう
◆そもそもメールで返信するという作業が手間に感じられてしまう
こうした課題を可能な限り解決すべく、SMS配信サービスとなる本機能の提供を開始。開封率が高いSMSでの通知を行うことで、これまで以上の訴求効果を生み出すことが期待されるだろう。今後の反応、変化に注目したい。