温泉旅館でDXと体験ECの導入へ 新潟県長岡市の温泉で「cocodake」サービス運用が開始

ECのミカタ編集部

新潟県長岡市「よもぎひら温泉 和泉屋」で接客DXと“商品体験”、“EC”を連携した「体験Eコマース」を提供する「cocodake(ココダケ)」サービス運用開始

あめつちデザイン株式会社(以下:あめつちデザイン)は、新潟県長岡市の温泉旅館「よもぎひら温泉 和泉屋」に、地方創生コマースプラットフォーム「cocodake」を導入した。

館内DXの促進と体験Eコマースを提供

cocodakeは旅行者、宿泊施設、地域のための、ツーリズムイノベーションサービスである。

館内DXを促進するインフォメーション機能を備えるだけでなく、宿泊施設の空いたスペースを「ショールーム」として有効活用することで、地域の逸品を気軽に体験してもらえる「体験Eコマース」のサービスを提供する。

今回、和泉屋が「体験Eコマース」向けに提案した商品は「ひのき枕」。その理由については「女性のお客様が多いので、香りを使った面白い仕掛けがしたい」といった和泉屋からの要望による。

当初はアロマディフューザーや匂袋の設置なども検討していたが、心地よいヒノキの香りがほのかに漂う枕は、香りと睡眠のリラクゼーション効果が合わさった商品であることから採用に至った。

◆飛騨フォレストの「健康ひのき枕」

地域への興味関心が高い顧客へアプローチ

「よもぎひら温泉 和泉屋」は越後長岡の豊かな自然と渓流に抱かれた山あいに佇む静かな場所にあり、創業明治二年という長い歴史を持つ。

コロナ禍により団体から個人へと客層が変化したことで、「地域への興味関心」が高い顧客が増加してきたという。今後はこうしたニーズに対応すべく「故郷の魅力発信基地」として館内のイベントなど様々な企画を検討している。

今回cocodakeの導入についても、和泉屋女将である田﨑久子氏は「館内のイベントや地元情報を積極的にお届けしていくとともに、体験Eコマースを活用して、お客様に『和泉屋だからこそ』の、様々な体験価値をお届けしていきたいと思っています」と述べる。

宿の想いをデジタル化し、地域の魅力を体験するツールとしての活躍が期待されるcocodake。国内外の顧客に対する訴求として高い効果が発揮されるだろう。


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