PowerPOSクラウド、CROSS MALLがデータ連携 取り置き指示レシート印刷が可能に
株式会社タスネット(以下:タスネット)が提供する小売店・アパレルのためのクラウド型POSレジ「PowerPOSクラウド(以下:パワクラ)」は2024年5月7日より、株式会社アイル(以下:アイル)が提供する複数ネットショップ一元管理ASPサービス「CROSS MALL」と在庫・受注データの連携を開始した。
在庫コストダウンと業務効率アップを実現
今回「パワクラ」は「CROSS MALL」が提供するAPIを使用した在庫データ・受注データの連携に標準対応。「パワクラ」を導入する企業は、実店舗とECサイトで在庫データを共有し、ピッキング作業をシステム化することで在庫コストダウンと業務効率アップを実現できる。
実店舗・自社倉庫の在庫増減は「CROSS MALL」に自動反映。さらに、複数拠点の在庫を合計して連携できるため、ECサイト専用の在庫を抱える必要がなくなるだろう。
今ある在庫を最大限に露出できるため、「売れ残り最小化」と「売り上げ最大化」を同時に実現する。
「売り越し」の防止が実現
受注データの連携では、ECサイト注文が入ると、実店舗のレジから取り置き指示レシートが自動印刷。店頭在庫を確認して直ちにピッキングすることで「売り越し」の防止が実現する。
取り置き指示は最新の在庫状況をもとにそれぞれの実店舗へ自動的に割り当て。割り当ての優先ルールは柔軟に設定することが可能だ。
※画像元:タスネットのPOSレジ「パワクラ」、「CROSS MALL」と連携 (株式会社タスネット)
複数のネットショップ運営で発生する業務を一元管理するASPサービスである「CROSS MALL」と、クラウド型POSレジシステムの「パワクラ」の連携は、多くの事業者の運営環境改善に貢献するはずだ。作業過多、在庫コストに悩む現場の課題解決が期待されるだろう。