物流倉庫における運用業務をAIとデータサイエンスで自動化 センコーとJDSCが「SAIFOMW」を開発

ECのミカタ編集部

次世代オペレーションシステム「SAIFOMW(サイフォム)」を開発・導入

センコーグループホールディングス株式会社傘下のセンコー株式会社(以下:センコー)は、株式会社JDSC(以下:JDSC)と共同で、物流倉庫におけるスタッフの工数算出や適正配置、作業進捗管理などの運用業務にAIとデータサイエンスで自動化を図る「SAIFOMW」を開発し、2024年7月1日から3拠点で運用を開始することを公表した。

物流センターにDX革命を起こす

「SAIFOMW(サイフォム:Senko AI FOreMan and Woman)」は、これまで管理監督職が担ってきた出勤確認やシフト作成、蓄積されたビッグデータに基づく工数予測、生産性管理、進捗管理、作業員配置変更の業務をAIが対応する。

具体的には、WMS(倉庫管理システム)ならびに出退勤管理システムを「SAIFOMW」と連携させ、AIが各作業で作業進捗管理と最適な人員体制を算出し、管理監督職のオペレーションマネジメントの支援が可能。

AIを用いたオペレーションシステムによって、物流センターにDX革命を起こすことが期待されるだろう。

◆SAIFOMWの画面イメージ

※画像元:次世代オペレーションシステム「SAIFOMW(サイフォム)」を開発・導入(センコー株式会社)

物流の持続可能性を高める

センコー代表取締役社長である杉本健司氏は、本件について以下のようにコメントしている。

「JDSCと共同開発した『SAIFOMW』は物流センターのDX革命のスタートに位置付けています。今後当社はさまざまな施策を、スピード感を持って実行し、重要な社会インフラである『物流』の持続可能性を高めていきたいと考えています」

センコーは今後もDX投資を積極的に行うことで、物流センター業務の標準化や機械化・省人化を図り、物流の持続可能性を高めるとしている。2024年7月1日より運用される「SAIFOMW」の効果に期待が集まるはずだ。


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